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ジョニデ様主演映画「トランセンデンス」で、うだうだ。

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映画「トランセンデンス」を公開初日に観て来ました。
ジョニー・デップ主演のSF映画。
ジョニー演じる天才科学者の頭脳を、コンピュータにインストール(アップデート)したら?という感じ。
近未来でもなく、、、現代、明日でもおかしくないくらい近い未来。

前半というか、初めの方は、ジョニーの演じる科学者ウィルの自然な感じとか、権力にこびない感じとか、そんな普通のジョニーを堪能。。。
はい、、、最近、普通の役が少なくて、、、白塗りな感じとか多いので。。。
ステージでプレゼンするウィルは、もうちょっと人間っぽくても良かったのかも。
ファンにサインをねだられ、サインするカリスマ科学者ウィルなんて、ジョニーっぽい。
暗殺されるいきさつは、ジョン・レノンっぽいと思った。

映画では「トランセンデンス」と言っている「超越」とは、人工知能が人間の知性を超える現象のことで、一般には「シンギュラリティ」と呼ばれているそうだ。
そうなんだ、何故か「シザー・ハンズ」を思い出してしまっていたのは、、、エドワードも、フランケンシュタインのように、人間によって作られた生命体。
それを作ってしまうことは、ある意味「神になろうとする」行為。。。
どこかで、共通点を感じていたのかもしれない。
そんな訳で、むずかしそうな言葉が使われていたりするが、映画では、よくありがちなテーマではある。
それが、ファンタジーや遠い未来のことではなく、明日でもおかしくないくらいの現実的な世界で描かれているのが違うくらい。
実際、見ながら思ったのは、、、「STAP細胞の論文やデータが捏造か、否か」、「そこに悪意があるか、ないか」というちょっと前の日本の話題、、、「問題点そこじゃないよねぇ?」とかね。
なんか、本当に考えなければならない大きなことから、目を逸らさせるために、わざと騒ぎ立ててるようにも思えるよ。

ジョニーの役の名前「ウィル」(will)がいいよね。
まぁ、アップデートされてからの人工知能としての「ウィル」が、元の「ウィル」と同じか、違うか、どこで違ってしまったのか、そしてそれは、本当に「ウィル」の「意思」なのか?
「あれはウィルじゃない」という人と「彼はウィルだ」という人と。。。
何が違って、何が違わないのか。
そんな戸惑いのうちに、どんどん進化していく人工知能と、拡散していく、その「意思」?
自分で、自分の身体を作り始めたとき(これで「シザーハンズ」を思ったのか)、コンピュータにインストールされた頭脳は、「コンピュータなのか?人間なのか?」と疑問を感じた。
どこまでが人間で、どこからがAI?どこからがロボット?(そもそもロボットなのか何なのか?)
自分の身体を作り始めたとき、ちょっとターミネーターが自分を修理してる(ロボット工学三原則)のを思い出したのだ。
ターミネーターはロボットだけど、人工知能のウィルが作り上げたウィルは何?

ええっと、なんか一般的な評価はイマイチというか、結構酷評されてるらしいんだけど。。。
久々に見た、普通のジョニーが良かった。
途中で死んじゃうので、途中からはモニターに映るイメージと、さらに後半に出てくる人工知能が作り上げた何者かのウィルなのだけれど。
はじめの方の、庭で作業するウィル、シャツにちょっと泥がついてても気にしないウィル。
自分の研究に口を出されたくないウィルと、世界を変えたい(いい意味で)と思っているちょっと野心家の妻。
愛する人のそばにいたいと思う気持ちは、どこまで愛で、どこからどう違ってしまったのか。
大げさに、演じ分けとかっていうこともなかったけれど、、、そこが自然で良かった気がする。

最後。。。
最初の方で、穴の開いた銅板で、自然いっぱいの庭を覆っていたウィル。。。
「そんなに穴開いてて、遮断できるのかなぁ?」と思っていたんだけど、、、それさえも、伏線だったのか?
電波系は遮断できるけど、ナノ(物質?)は通り抜けられるっていうことなの?
少しだけ生き残っているウィルのナノ(?)は、誰にも気付かれないままなのか?それとも?!
あぁ、なんか、、、XPちゃんをネットにつなぐと危険かも?っていうのと似てる?違う?
遮断されたままだったら、大丈夫なの?
それでも、結局、自分が銅板で覆った庭に、また戻ってくる。。。
(人工知能も、妻の部屋の中に、庭を映し出していた。お気に入りの庭だったんだね。)
そこにウィルの意思はあるのだろうか?
あるのなら、、、ひまわりに姿を変えて、庭の景色を楽しんで癒されていて欲しい。。。
(そのひまわりが、Part2とかないよね。。。)

と、なんだか、堂々巡りの感想になってしまう。
見終わって、ちょっとジョニー・ロスな感じというか、本当に久々の普通のジョニーが新鮮で、、、また見に行っちゃいそうな感じもしてるんです。
わたし的には、それなりにおもしろく、怖さも感じつつ、楽しめたかな?

それはそうと、ジョニーの出ているSFっぽい映画って、結構見逃してるので、その辺をDVD借りてみてみようかなぁ?とも思っています。
もしかしたら、この映画も、見逃しちゃいそうな1本だったのかもしれない。

最後に、すんごい余談。
いろいろなことを「超越」していっちゃってるジョニー、リスペクトします。

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「Made in Sheffield」で、いつもとちょっと違うジャーヴィスを発見♪

えっと、たしか、「シャドウプレイヤーズ」のDVDに予告編が入っていて、知ったのが、この「Made in Sheffield」。
サブ・タイトルの最後に「PULP」って書いてあるような気がするのに、全然触れられなくって、それで逆に、すっごく気になってね。。。


▲たぶん、これ?
(このYouTubeチャンネルが、オフィシャルで、ここのリンクからも購入可能みたい)

予告編を見て、気になって、TSUTAYA DISCASで借りて(あった)、見たら、、、
「あれ?なんか(いい加減・笑)見慣れた顔の人がいる」って感じで。。。
Cabaret VoltaireChris Watsonさん。。。
すっかりマンチェスターの人かと思っていたら、シェフィールドのご出身でしたか。

ちょうど、このシェフィールドポストパンク(エレクトロニック・ポップ?)ムーブメントの後に、少し遅れてマンチェスターマッドチェスタームーブメントが来るのですね。
PULPジャーヴィス、のTwitterで名言とかをつぶやいてるbot(笑)が、パンクとの出会い(中学生?)とか、「シンセサイザーの音が好き」とか、そんなことをつぶやいていて、、、それは、わたしの中にはないものだったので、想像もつかないことで、理解できないでいたのだけど、、、この「Made in Sheffield」を見て、その時代背景とか、UK Rock都市との関係とか、興味深くて、少し理解できたかなぁ?と。
あと、PULPって、Brit Popの中でも、ダンス寄り(?)な感じがしてたんだけど、なんか、わかった気がする。

それから、ジャービスの出演部分。
妹のサスキア・コッカーさんも一緒にインタビューを受けていて、、、ジャーヴィスの顔が、いつもと違う!(笑)
なんか柔和というか、というか。
自然な笑顔だし、優しそう♪(きゃ♪)
いつもの、真面目な顔して、なんかおもしろいこと言うよ!(?)っていう感じじゃない。
それも、ちょっと新鮮だったな♪
ちなみに、サスキアさんは、PULPシェフィールド時代の初期メンバーだそうで、2012年のTeenage Cancer Trustのライブ(ロイヤル・アルバート・ホール)では、初期ナンバーの「My Lighthouse」で共演もされていました。

でもね、この曲を聴くと、、、あの時代のシェフィールドでは異端だったのでは?
新世代な感じだったのかな?高校生だったみたいだしね。

ジャーヴィスサスキアのインタビューは、本編の別にサービストラックで入っていて、おもしろかったです。
他の人たちのインタビューも、それぞれまとめられていたし、気になるバンドが出ていたら、見て損はないと思います。
PULPファンは、必見かも。いや、それほどでも。。。いや、もう見てるよね?

そうそう、80年代のあのピコピコな感じとか、肩パッドの感じとか、テクノカットの感じとか(違う?!)、「こんな感じで出てきたんだ~!」っていうのも、おもしろかったなぁ。

by カエレバ

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「シャドウプレイヤーズ – ファクトリー・レコードとマンチェスターのポスト・パンク 1978~81」も、見た。

ついでと言ってはなんですが、「シャドウプレイヤーズ – ファクトリー・レコードとマンチェスターのポスト・パンク 1978~81 [DVD]」も、見ました。TSUTAYA DISCASにあったからです。

見た感想は、、、ぶっちゃけ、こっちは、「24hour party peaple」(記事こちら)を見ていなかったら、全然わからなかったと思う。
でも、あれを見ていたおかげで、「この人が(映画の)あの人か!」っていう見方が出来たので、いろいろ興味深々で、特に退屈せずに見られた。あと、「実物の人」を見れたっていうのも、よかった。

特に、、、ピーター・サヴィルの仕事が遅い件について、とか。
プロデューサーのマーティンについての、人によっての評価の違い、とか。
あと、それぞれの記憶違いなのか、立場の違いなのか、言ってることに違いが出てるのも、おもしろかったり。

そんなわけで、是非、「24hour party peaple」(記事こちら)とあわせて見てください。

わたしは、、、DVDで紹介されてた「MADE IN SHEFFIELD」を、次に見たいと思います。

by カエレバ