Twitterで偶然知った「古地図でめぐるお城南通り商店街」という街歩きイベントに参加して来ました。(5月24日に開催)
▲江戸時代の鳥瞰図の小田原の町を拡大したもので説明を聞きました。
このイベントは「古地図」っていうのも、ひかれたポイントでした。
いつも、ぶらぶらと歩いて写真など撮ったりもしている道なのですが、街歩きイベントに参加すると、知らないことを知ることが出来るのがいいですね。
そして、今回、思っていた以上に良かったのが、街の人々にお話を直接聞ける機会があったことでした!
どの方も魅力的な方たちで、もっとお話を聞いていたいくらいでした!
前半は、「お城南通り商店街」についての説明を聞き、その後、古地図を持って、実際に「お城南通り商店街」を説明を聞きながら歩いてみました。
▲古地図と音声ガイドを持って出発!
ちなみに地図は、大正8年(1919年)のお城南通り商店街の略図(町内会で配布されたもの)と、その地図をわかりやすくした地図(下の写真で掲げている地図・清閑亭作成)で清閑亭で配布されたものです。
▲ちょっと写真がボケ過ぎたけれど、こちらの理髪店(髪床)の松山さんは、地図の同じ場所にありました。
かなり古く、たしか江戸の末期頃から、こちらで開業されているそうです。すごい!
同じ業種で、同じ屋号で続いているのがすごいですね。
こういうことも、このイベントに参加しないとわからなかったですね。
▲山一蒲鉾店の山口さんは、とても熱く語ってくださいました!
とてもお話が上手で、またカメラを向けると、「自然と絵になる!」なんて思っていたら、実は昔、俳優さんをやられていたとか?!なるほど!
石原軍団がこの前を通るときには、必ず寄って行かれるとか?!
お店にも写真やサインがたくさんありました。
そして、北条五代祭りで「エイエイオー」と掛け声をかけられている、あの方でもあります。
小田原の蒲鉾屋の屋号についてなど、興味深いお話が聞けました!
小田原の蒲鉾の食べ歩きをしてみたくなりましたよ。
▲「ういろう」本店。
蔵に入り、昔の道具なども見せてもらいながら、お話を聞くことが出来ました!
▲途中、柳屋ベーカリーさんで「こしあんぱん」を半分づつ、おやつにいただきました♪
午前中で売り切れてしまうので、予約をしてくださったとか!
なかなか食べられないので、嬉しかったです♪
▲こちらは、五十嵐写真館さん。地図と同じ場所にあり、お城南通り商店街の端になります。
写真館なので、小田原の昔の写真なども残っているそうです。
お店の前のディスプレイには、先ほどの山一蒲鉾店の山口さんのお写真があったりして、おもしろかったです。
▲「ちん里う」さん。「梅万(うめよろず)資料館」という「街かど博物館」になっています。
梅干の「ちん里う」さんでは、梅干のお話を聞きました。
▲片野屋呉服店さん。
この時代に流行った和風の内観に、洋風の外観の建物で看板建築というそうです。
国府津の駅前にも、この様式の建物が残っているそうです。
また、豆相人車鉄道・軽便鉄道を紹介した「街かど博物館」にもなっていて、資料やジオラマなどがあり気軽に立ち寄ることもできます。
呉服店の雰囲気も、素敵でした。
街歩きの後は、清閑亭に戻り、横須賀海軍カレーに、秋山真之が好きだった豆を入れた清閑亭オリジナルカレーのランチをいただきました♪
▲豆好きなので、とても美味しくいただきました♪
後半は、商店街の方々のお話を聞きました。
▲「ういろう」の御当主、外郎(ういろう)さん。
外郎家に残る写真を時代を追って見ながら、時代背景なども交え、お話を聞きました。
▲「五十嵐写真館」の着物も素敵なお婆さま。
元は、「入木亭」(いりきてい)という、豆相人車鉄道・軽便鉄道の旧小田原駅のすぐ横にあった旅館から、同じ商店街の「五十嵐写真館」へ嫁がれたそうで、いろいろと興味深いお話が聞けました。
「女よっちゃん」と呼ばれた男性だけど、女物の着物を着て、女言葉の番頭さんがいて、たくさんのお客さんを連れてきて、大変繁盛していたそうです。
その頃の、お城南通り商店街の繁盛ぶりも感じることができました。
▲豆相人車鉄道・軽便鉄道の旧小田原駅の碑。
「旧小田原駅」→「入木亭」→「片野屋呉服店」と並んでいて、ここがその当時の駅前だったのですね。
最後には、お抹茶と、「ういろう」さんの上生菓子をいただきました。
季節の上生菓子は、とても素敵でした♪
▲若葉に可愛いお花が♪(この写真だけiPhone5sで撮ったものです)
そう言えば、感想とか、意見交換とかもしたのですが、なかなかおもしろいお話も聞けました。
「外郎家が北條早雲に軍師として従って小田原に来たのと、小田原の町が城郭(?)で囲われているのは関係があるのだろうか?」とか。(この話は初耳だったので、ちょっと調べたい♪)
また、小田原も、戦国時代の北條氏が有名だけれど、城は江戸時代(再現)で、時代ごとに見るのもおもしろい、など。
たしかに、小田原は、各時代でおもしろい町です。
今回の古地図は大正時代のもので近現代でしたが、時代ごとに見てみるのもおもしろいし、また、わかりやすく理解することができますね。
また、古地図シリーズのイベントがあったら、参加してみたいです。
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