大海赫先生「大きくなったら なにになる?」刊行記念原画展&トークショー&懇親会と盛りだくさんでお腹いっぱいの一日!

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小学生の頃に学校図書館で出会い、たった一冊でトラウマとなっていた、幻の童話作家・大海赫先生!(おおうみあかし、と読みます)
その大海赫先生の「大きくなったら なにになる?」刊行記念の原画展が、東中野の「ポレポレ坐」で23日から25日まで開催されていました。
24日には、トークショー&サイン会があるというので行ってきました。

ポレポレ坐SPACE

会場のポレポレ坐に着いたら、早速、奥様のアジサイさんや、復刊ドットコムのみなさん、ファンのみなさん、そして、もちろん大海先生が出迎えてくれ、とても(いつも)フレンドリーな雰囲気でした。

さて。
23日の夜に、家に辿り着き、Facebookを見たら、みんな、もう「ポレポレ坐」に集まっていて、先生と写真を撮ってUPしていたりして焦りました。
しかも、この日のうちに、主要な作品の原画は売れていまい、なかにはジャンケンで購入者が決まった作品もあったそうです。おそるべし!大海ファン!

お花もいっぱい! 大海先生原画展

そんなこんなで、できるだけ早く駆けつけようと思いつつも、寄り道をしつつ、なぜか勢い余って東中野を通過し、戻りつつ、やっと辿り着きました。
先ほど書いたフレンドリーな歓迎をうけ、芳名帳に名前と新しい住所を書いていたら、大介さんが「ばななさんですよ!」と教えてくれたのですが、、、「ばななさんっていうHNの人って???」と考え込んでしまい、、、「ばななさん?」と小さくつぶやいたところで、ご本人が振り返り、、、わたしは「はっ!」とした顔をしていたと思うのですが、、、本当に小さくつぶやいたので、あの距離では、まさか聞こえていないと思うんですけど。。。汗
ナイスタイミングで、ほぼ同時間に入ったようです。
しかし、大介さん、自分だけ一緒に写真を撮っていたり。。。(あれ?)

今回は、わたしは「歌えば魔女に食べられる」という本を買い、トークショー&サイン会のイベントに参加しました。

「歌えば魔女に食べられる」大海赫
歌えば魔女に食べられる

イベントは、まず、「大きくなったら なにになる?」に付属のDVDアニメを見ました。
今回の原画展は、「大きくなったら なにになる?」刊行記念なのです。
その後のトークショーは、大海先生と、このアニメに関わった映像プロデューサー有馬圏さんに、司会まりスさんが担当されました。

トークショー 大海先生×有馬さん×まりスティーヌさん

声の吹き替えの件で、一度録ったものを、監督が聴いて、「違う」ということで、キャスティングから全部やり直して、男の子の声を、子供のときも、大きくなっても同じにした、というエピソードが面白かったです。
アニメを見ていたときは、実は、全然違和感なく見ていたのですが、身体は大きくなっても声は同じでしたね。(あ、ネタバレ)
でも、男の子が、大きくなっても「変わっていない」っていうことを、声で表していたと思います。
だから、違和感なかったのかな?

大海赫先生 2015/10/24

それから、大海先生が、本当にたくさん映画を見ているという、まりスさんからのお話の後、有馬さんが塚本晋也監督の「野火」の話をされ、そこから、大海先生のおすすめ本の「レイテ戦記」の話に移ったのもおもしろかったです。(どちらも著者が大岡昇平で戦争を扱っている)
だけど、大海先生が、塚本監督の「野火」を見たかどうか?について、いまいち曖昧だったので、ちゃんと聞けばよかったな。
ネタバレついでですが、「大きくなったら」のアニメでは、カンナが自分の首を「元に戻してくれ」と差し出すのですが、その切れた断面のシーンなど、塚本監督の映画の世界に似ていると思いました。
あと、トークショー内で、大海先生が「教訓なんて入れようと思っていない。」とおっしゃっていたのも、「野火」の思想のない感じに似ていると思いました。
それと、もちろん、ハッピーエンドではない、という後味の悪い終わり方も似ていますね。(と言っても、現実的に、切れてしまったものは元に戻らないし、それは戦争も、大海先生の世界も同じなのです。)

大海赫先生 紙芝居「大きくなったら なにになる?」
トークショーの後は、大海先生紙芝居コーナー
大きくなったら なにになる?」と「ばけねこのおよめさん」の豪華二本立てでした!
大海先生、頑張る!ちょっと大変だったかも?
でも、本当に、童心に帰って、楽しめました♪

それから、サイン会です。
これも、みんなが順に並んで、ひとりひとりにサインを書いてくださいました!

そのあと、懇親会だったのですが、何故か50人前も注文してしまったそうで、山盛りのお料理が出てきて、お腹いっぱいになりました。そして、とても美味しかったです。
ポレポレ坐」の前の方は、喫茶になっていて、美味しそうなカレーの香りも漂っていました。
カレーの乗ったおにぎりもありましたが、これも美味しかったです!

懇親会

この後、お腹いっぱいなのに、二次会も用意されていました。
そして、二次会にも顔を出して、お話をしてくださる大海先生とアジサイさんに感謝です。
アジサイさんの「魔女」時代のお話(怪しい?)も、おもしろかったです。
※「魔女」は大海先生のお店です。

そして、わたしには全然わからなかったですが、アジサイさんが「大海さんの顔がこわくなってる!」ということで、さすが夫婦!と思いました。
そりゃあ、トークショー紙芝居2本に、サイン会と大忙しでしたもの、疲れちゃいますよね。

二次会 乾杯

そうそう、今回は、はじめての方も多く来場されていて、また、二次会までも参加してくださいました。
いろいろとお話していて、思ったのは、「会いたい人には、会いに行く!」というパワーは大事!ということです。
実は、先日のタカヒロズトークショーでは、もう一人のタカヒロさん(稲垣さんじゃない方)が、お母さんから言われていたことのひとつが「会いたい人には、会いに行きなさい」ということだったそうです。
今回は、そのもう一人のタカヒロさん(稲垣さんじゃない方)も駆けつけてくださいました。
会いたい人には、会いに行く」を実践されていますね!

そう言えば、「ポレポレ坐」には映画館もあるんです。
昔、塚本晋也監督田口トモロヲさんのトークショーがあり(「鉄男Ⅱ」かな?)、東中野の映画館に来たことがあったのですが、、、本当に、ここだったら、奇遇過ぎです!
【追記】さすがに、その映画館はここではなかったみたいです!

大海赫先生 プロフィール

大きくなったら、なにになる?

大海 赫 復刊ドットコム 2015-06-23
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【世界記憶遺産】山本作兵衛さんの画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる」献本いただきました。


▲単行本は、こちら。

山本作兵衛さんの画文集「炭鉱(ヤマ)に生きる 地の底の人生記録」(講談社+α文庫)をブクログ経由で講談社から献本いただきました。
明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されたことを記念して文庫化されたようです。

この本は、山本作兵衛さんの絵や日記が、ユネスコの世界記憶遺産に、日本から初めて登録されたときに、一度、手に取っています。
今回の文庫化で、より多くの人の手に取られるようになるといいな、と思います。

【世界記憶遺産】画文集「炭鉱を生きる」 山本作兵衛:著

でも、やはり、絵の迫力は、単行本の大きさがいいですね。
文庫は、絵を堪能するより、文章を読むのに、ちょうどいいですね。
絵も、すごいのですが、文章の方も、その当時の生活を知ることができます。
本当に知らないことが多いので、とても興味深く読めます。
絵の題材の選び方が、とてもうまいと思います。
本当に知らないようなことばかりが採られているんですよね。
そして、それが絵と添えられた文章で説明されているのですが、その構成の仕方も、とてもうまいですよね。
そもそも、炭鉱での生活を、60歳を過ぎてから、「思い出して描いた」という時点で、山下清をほうふつとさせる、天才エピソードだと思うのですが、画家としても天才だけれど、プロデューサーとか編集者としても天才だと思います。

まだ、いただいたばかりなので、これからじっくりと読みたいと思います。

画文集 炭鉱に生きる 地の底の人生記録 (講談社+α文庫)

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ブクログは、こちら。

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海老名市立中央図書館で、利用者登録&本を借りてきました。

10月1日にリニューアル・オープンしたばかりの海老名市立中央図書館に行ってきました。
海老名市立中央図書館は、TSUTAYA指定管理者となる神奈川県内初公立図書館です。

海老名市立中央図書館

まず、利用者としては、、、海老名市在住でもなく、海老名市に勤務しているのでもないのですが、TSUTAYAのカードを持っていれば、本が借りられるのであれば、利用してみたいと思っていました。「開館時間が21時までなら、寄れないことはないな」と思いました。
余談ですが、なぜか、今、住んでいるところは映画館が近くになく、また通勤経路から外れているため、仕事帰りに、ちょっと寄るという感じではなく、映画館で映画が見れない状況が続いています。海老名なら駅から近くに映画館もあるビナウォークもあるし、お休みの日に、映画館とランチと図書館と、もしかしたらスタバでコーヒーっていうのは「ありかな?」と思いました。

オープン前日に内覧会があったみたいで、TwitterのTLの図書館クラスタでは、いろいろな話が流れてきました。
分類の話とか、なんなんだろう?と思っていたのですが。。。

さて、実際に行ってみた感想です。
図書館自体は、建物もそんなに大きいとは思いませんでした。
むしろ小さいかな?と思いました。
地下一階に、地上四階建てですが、実際に歩いてみると、意外とこじんまりとしていたように思います。

今回借りてきた本
▲今回借りてきた本(館内は撮影禁止)

そして、書架の本に目をやると、、、「え?何?この数字?」。。。
やっと、TwitterのTLで分類の話がやたらと流れてきていた意味が分かり、固まりました。
分類を全く無視した数字とジャンルの書かれたラベルが、わざわざ図書館の本のラベルの上から貼られているのです。
その労力を思うと、、、笑いがこみ上げてきました。
すごいな、これは図書館関係者から、いろいろ言われて当然だな、と。。。
よく見ると、どうやら、棚に番号が振られていて、その番号と同じ番号がラベルに書かれているようでした。
でも、、、そんなの、NDCで分類してあるのだから、その順に並べれば、自然と分類順に並ぶんですけど。
そもそも、「分類できる人がいない」というか、「分類できる人を雇う気がない」というように感じました。
つまり「司書なんか要らないよね?」という挑戦状のようですよね。
「司書の地位向上」とか言っていたのは、空耳だったのでしょうか。

海老名市立中央図書館
▲検索機で調べた結果を印刷できる。(伝票?ジャーナル?)

次に、実際に本を探してみようと思いました。
事前に何も考えていなかったのはミスでしたが、とりあえず検索機で「ろんどん」と入力し、なんとなく物色してみました。
そのうちの一冊の伝票(上記写真)を印刷して、探してみることにしました。
地図に、検索機のある現在地と、本がある目的地矢印で記されていました。
が、、、その小さくざっくりとした地図だけで探すの?と思いました。
分類(請求番号)で並んでいれば、そのざっくりとした地図でも探せるのに。。。
大きな棚の端から端まで、何回も見直しましたが、見つけられませんでした。
が、、、帰って来てから、よく見てみると、その下に、少し大きめの地図があり、棚が黒く塗られていました。
たぶんそこにあったんでしょうが、、、探していた棚の裏側の棚だったみたいです。

海老名市立中央図書館
▲少し下にあった、少し大きめの地図。黒く塗ってあるところにあったらしい。

すごい変な話、、、有隣堂の検索機だと、もっとちゃんとはっきりと棚番号が表示されるので、その棚番号の棚の前まで行けば探せるんですけど、その棚番号もわかりにくいんですよね。
伝票に書かれている棚番号が、本のラベルと書架の見出しに書かれている番号と違っているんです。
何故、こんなにわかりにくいのでしょう?
これだと、「お近くのスタッフ」の方に、聞くしかないんですけどいいんですよね。(面倒くさいからしないけど)
なんていうんだろう?
「図書館の利用者も馬鹿にしているよな」と思いました。
ちょうどそのとき、女子高校生の二人組が通り、「問題は、今までの本がどこにあるか?だよ」と言っていました。
そうなんです。今まで探せていた本が、分類順に並んでいないために、探しようがないのです。
分類(請求番号)順に並んでいれば、利用者だって、自分で本が探せるんですよ。
それを自分で探すことができないようにしたのは、何故なのでしょう?

例えば、イギリスの歴史の棚には、スコットランドやアイルランドの歴史の本が、ぱらぱらと混ざっていて、年代もばらばら。
分類番号順に並べれば、イギリス(233)の時代別に並んだあと、スコットランド(233.2)、アイルランド(233.9)の歴史の本が並ぶようにできているんです。
しかも、以前の図書館でちゃんと分類されていて、それがデータ上にも残っているのに、何故、わざわざ棚番号のラベルで隠すのでしょうか?
スタッフが棚番号を使うとしても、利用者のために、せっかくの分類番号を残してくれればいいのに。
それと、例えば「スコットランドの歴史」を知りたいとき、分類順なら、すぐ近くに他の「スコットランドの歴史」の本も並んでいるので、目当ての本以外の「スコットランドの歴史」の本も見つけられます。
だけど、イギリスの歴史の本の中に、「スコットランドの歴史」の本が、ぱらぱらと散らばっているので、肝心の目当ての本が見つけられないかもしれないし、目当ての本より興味のありそうな本を見つけられないかもしれない。
ブラウジングの楽しさ」がないと思いました。
と言っても、これは図書館の分類に慣れている人だけなのかもしれなくて、もしかしたら、このばらばらな方がおもしろいという人もいるかもしれません。

そう言いつつも、利用者登録をして、本を借りてきました。
利用者登録は、現在は、外の仮設テントで行われていました。
わたしが行ったときは、10人目でした。
大体それくらい並んでいましたが(椅子があります)、それ以上長くなることもありませんでした。

TSUTAYAカードとマイページの初期パスワード

わたしは、TSUTAYAのカードと、パスポート住所の書かれたハガキ本人確認をしてもらえ、利用者登録され、すぐに図書館の本も借りられるようになりました。
これと別に、インターネットで自分の貸出や予約状況を見られる「マイページ」の初期パスワードは、館内のカウンターで発行してもらいました。
カウンターで初期パスワードを発行してもらい、インターネットで自分でパスワードを変更できます。
自分のTSUTAYAのカードで本が借りられるのもいいのですが、海老名市立中央図書館の名前の入ったTSUTAYAのカードもいいな、と思いました。
一応、期限は3年で、3年後には、また個人情報の確認をして、更新することになるようです。

その後、本を早速借りてきました。
とりあえず、3冊。
何故か、気になっていた作家の名前で検索しても、キーワードで検索しても、所蔵してないか、貸出中、分館の有馬図書館でのみ所蔵、などあらゆるパターンで借りられなくて。。。
語学の棚も見たのですが、意外に古い本が多く、あまり借りたい本がなかったです。
事前に予算でたくさん本を買ったような話があったので、(フライパンも?)さぞ新しい本がたくさんあるのだろうと思っていたのですが、ちょっと期待外れ。いったい、どんな本が購入されたのでしょう?新着図書のコーナーもよくわからなかったです。
※選書やり直しというニュースがありますね。まだ選書し直しているのかしら?

そうそう、他の指定管理者の図書館で、郷土資料を廃棄したとか話題になっているからか、市史などの郷土資料が、ガラスの扉の付いた棚で展示されていました。
地下一階に、小説が集められているみたいですが、館内案内図には「文芸」と書かれていました。
エッセイは2階のカウンター前にあったので、「文学」とも言えない感じ?なんか、微妙。
小説は単行本は、日本と海外(?)に分けられていましたが、文庫が並んでいる棚では、日本人の作家も、他の国も作家も混ざって配架されていました。なかなか画期的、グローバル?!
よく見なかったのですが、日本以外の作家の単行本は、どうなっていたのかしら?

あと、途中でスタバキャラメルマキアートを買って、スタバの背の高いカウンター席で飲みました。
電源ありの席でした。ちょっと狭いけど。。。
他にも電源ありの席がありました。ソファの席もありました。
図書館のスペース(2階)にも電源ありの席がありましたが、パソコン使える席には電源ないのでしょうか?
Wifiも使えるみたいですが、メールアドレスを登録っていうのが面倒で、とりあえず使わなかったです。
スタバのドリンク以外のメニューは、このスタバの近くのエリアのみで、飲食できます。
ドリンクメニューは、館内のどこに持って行って飲んでもいいそうです。
図書館の本も、蔦屋書店の本も、席に持ってきて、飲みながら見ていいそうです。

とりあえず、3冊借りてきましたが、、、
探すのが大変なので、予約を入れて、本を準備してもらって、カウンタで借りるというのも手かと思いました。
だけど、案外、借りたい本がない。。。
借りたい本に限ってない。。。
よく見ると、古い本が多いように感じる。。。
選書のセンス、バランスの問題なのでしょうか。
選書やり直し中だから、新しい本がなかったと思いたい。
出来れば、貸出期間2週間で、その周期で通えたらいいかなと思います。
が、、、やっぱり、あんまり借りたい本が、なかった、っていうのは本音です。
3年のうちに、行かなくなっちゃう可能性は大、ですね。
って、市民じゃないのだから、そんなに利用されても困るのか?どうなのかしら?

あと、そう言えば、セミナー室みたいな、イベントの時に利用する部屋が見当たらなかったような気がします。
帰ってから、インターネットで見たら、スタバのスペースでイベント等をやっているみたいですね。
大きめの公演は、近くの市民文化会館でやるのかしら?
それでも、スタバのオープンスペースじゃなくて、集中して講義を聞くみたいな講座とそのための部屋は必要じゃないのかしら?

それから、すっごく細かいんだけれど、本を借りた時に、貸出伝票を全部、本の中に挟んで渡されて、3冊あるうちのどれに挟まれたのかもわからなくて、ちょっと焦りました。
伝票を挟むときは、はみ出させないと、わからなくなります。
「本当にド素人なの?」とかなり困惑して帰りました。。。
でも、通いますよ。
とりあえず、新しく選書された本が入ってくるのが、楽しみです。

海老名市立中央図書館
▲夜でごめんね。。。