神奈川県座間市に「ひまわり畑」があるのって、どれくらい有名なのだろう?
実は、去年も毎週のように行くチャンスを見計らっていたのだけれど「曇りだ!」と思って諦めていた。
だが、今年くらいあまりに暑いと、晴れの日に行くと大変だと思い始めた。
そこで、この間の日曜日に曇り空だったので、ちょっと行ってみた。
そもそも神奈川県在住のわたしでさえ、行き方を調べないと行けなかった。
座間市って、小田急線の急行は止まらないし。。。
座間のひまわりまつりは、7月中は「栗原会場」、8月中は「座間会場」の大きく2カ所に分かれて開催されている。
それぞれの会場に駐車場もあるようだし、路線バスの行き方も書かれていて、臨時バスも出ているので、自分の行きたい方法を探して欲しい。
もちろん、臨時バスは、「ひまわりまつり」の期間のみの運行となっている。
ちなみに、今回は、小田急小田原線相武台前駅から臨時バス(200円)に乗った。
臨時バスは、土日のピーク時だったからか、時刻表に書いてあるよりも多く出ているようだった。お昼過ぎに行ったのだが、2台目のバスに乗れた。
また、相武台前駅で待っている間に、係のおじいさんが配ったチラシを見せながら、バスの発着所や、「四ツ谷会場」という「少し離れた場所が、オススメ」などという情報を教えてくれる。手作り感満載ながら、こういう情報がとても大事なのだ。わかってるなぁ。
バスは、米軍の座間キャンプ前も通り、「ひまわりまつり」会場へ到着。
バスの発着所からは徒歩。
「ひまわりまつり」の前に、一面の田んぼに喜んでいた。
うちの田舎は鳥取だけれど、あまり「一面の田んぼ」という情景はないので、「関東平野は広いな」と思った。
そういう意味では「ひまわり畑」は、「一面の田んぼ」のほんの一部なのだ。
▲田んぼの中に「ひまわり畑」があり、展望台が造られている。(祭り期間のみ)
だが、ひまわりの咲く期間をずらして植えられているようで、まだつぼみの畑があったり、会場と書かれていない場所にも「ひまわり畑」があった。
これから、規模も期間も拡大する可能性はあるようだ。
メインの座間会場は川沿いのエリアで、本部という広場に屋台などが出ていて、祭り気分も味わえる。
また、土日には鮎掴みやポニーに乗ってひまわり畑の中を歩いてくれる(これらは有料)ようなので、子供連れも多く、楽しそうだった。
あと、「ザマリン」というひまわりのゆるキャラもいた。
座間のひまわりは、そこまで浸透していたのか。。。
さて、気になるのは、駅でおじいさんが説明してくれた、地図からはみ出して、裏側の大きな地図に載っている「四ツ谷会場」という場所だ。歩いて、、、10分?15分?往復30分?と思ったけれど、せっかくオススメされたのだから、行って見た。
川沿いにさらに歩いていった。
ところどころに看板も立っていたけど、少し心細くなる遠さだった。
「四ツ谷会場」は畑の中にあった。
この畑が、タバコやネギで、うちの田舎のおばあちゃん家の匂いがした。
最初は、何故か、全部後ろ向きのひまわりだった。
これもなかなか見られない光景だ。
「四ツ谷会場」には、ひまわりで出来た迷路もあり、その中で写真や動画を撮ってみた。
「四ツ谷会場」は、ひまわりが倒れておらず、また少し離れているので、人も少なく、ゆったりとしていた。
展望台も他にもあったが、「四ツ谷会場」なら空いていて、同じくカメラを抱えた知らないおじさんと「ここ、いいですね~!」と言いながら、和気あいあい。自撮りもしてみた。
「一面のひまわり畑」の写真も撮れたが、、、種明かしをすると、カメラで写る範囲内だけ「一面のひまわり畑」なのだ。これは、かなり考えて植えられているのだろうと思う。
だが、そんなに広くないはずなのに、地平線が少し丸くなる。不思議。
そんな訳で絶妙な広さのひまわり畑で写真を撮りまくり堪能し、少しはお金を落とさなくてはと、かき氷を食べてみた。
ここまで書きそびれているが、「ひまわりまつり」自体は無料のイベントなのだ。
おじさんがカリカリと氷を削ってくれ、抹茶シロップと練乳をかけてもらった。(250円)
空いてるので椅子も選べるし、テントの下の日陰で、かき氷を食べながら、しばし休憩。
「夏休み!」という感じの午後のひとときだった。
さて、また「座間会場」に帰らなくてならない。
もちろん、徒歩。
たぶん、この時間が一番暑い時間帯だったかも?
「座間会場」に戻ってからも写真を撮ったけれど、やはり「四ツ谷会場」のひまわりの状態がよく、あまり乗り気になれなくなってしまった。
▲四角い写真はiPhoneで、横長・縦長の写真はEos Kiss ×50で撮影したものです。
写真はクリックすると拡大します。
バスの発着所に戻ったら、ちょうどバスが行ってしまったところだった。
だいぶん並んで待っている。
一応、テントで日陰が作られ、パイプ椅子もたくさん並べられていて、本当にこういうイベントにしては、手が行き届いているように感じた。
あんまり待つのが好きではないので、一番近い小田急小田原線座間駅まで歩くことにした。
が、、、途中ですれ違った行きのバスは、もうすでに座っている人だけで立っている人はなく、つまり空いていた。
もう少しゆっくり出掛けて、ゆっくり帰ると、バスも混んでいなかったのかもしれない。
暑くないし。
だが、帰りに神社とお寺を見つけて、参拝したり、ろうそくを灯したりして、ゆっくり帰った。
どうやら、蛍も見られるらしい。
やっぱり、少しゆっくり出掛けるのはありかもしれない。
思ったより歩いてしまったが、「一面のひまわり畑」の写真を撮るのは楽しかった。
ちょっと田舎に帰ったみたいな雰囲気が味わえるのもいい。
曇っている方が暑くなくていいし、途中で少し晴れることもある。
来年も機会があれば来たい。