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上野の森美術館で開催中の「デトロイト美術館展」は月・火曜日は撮影OK!

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上野の森美術館で開催中の「デトロイト美術館展」に行ってきました。
なんと!こちらの会場では、月曜日、火曜日は写真撮影可ということで、偶然にも平日休みの今日早速行ってみて、写真を撮りまくってきました

写真撮影可とは言っても、もちろん、いろいろとルールはあります。
フラッシュはNG、動画もNG、セルフィ等自撮りや記念撮影もNGの様子です。
あと、SNS等に投稿してはいけない作品はありましたが、全作品とも撮影自体はしてもいいという太っ腹状態でした。

今日は、やはり火曜日と言うこともあるのか、チケットは前に買っている人ひとりを待つだけで、すぐに買えるし、そのまま入口へ行って入場できるくらいスムーズでした。
それでも、人気の絵の周りには人だかりができるのですが、その間に、違う絵を見に行ったりして、空いているときを狙って写真を撮ったりしました。
わたしは12時頃に入場して、出たのが14時頃、ちょうど2時間くらいの滞在だったと思います。

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さて、この「デトロイト美術館展」ですが、事前に調べてみたら、ちょっと切なくなってしまいました。
デトロイトと言ったら、アメリカの自動車産業で発展した街です。
自動車産業の発展の元、自動車業界の有力者からの資金援助により、ヨーロッパ近代絵画を代表する名画を集めた奇跡のコレクション。
アメリカの公共美術館として、初めてゴッホやマティスの作品を購入したのも、デトロイト美術館なのだそうです。
モネ、ドガ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、マティス、モディリアーニ、ピカソなど有名画家の作品が勢ぞろいなうえに、今回の来日作品にも、教科書などでも見る作家の代表作と言ってもいい超有名作品も混じっています。
中には日本初公開の絵画も数点ありました。
そんな富の象徴とも言えるデトロイト美術館が、市の財政破綻により、財源確保のため、絵画を売却する危機にあったというのです。
しかし、国内外からの支援や、デトロイト市民からの声により、1点も失われることなく、市民の憩いの場として存続することができているのだそうです。
愛されている美術館だったんですね。
そして、こうやって、日本にも巡業に来てくれているので、ますます、この機会に観ておきたくなりました。

モディリアーニ@デトロイト美術館展

残念ながら、SNS公開NGのピカソ作品ですが、日本初上陸の「読書する女」をはじめ、アルルカン、キュビズム、古典主義と作風も違う6点が揃っています。
この6点だけでも、「すごい!」という内容だと思います。
実際、絵も大きいし、色使いもきれいで、本当に迫力がありましたよ。
是非、実物を会場で観て欲しいです。

あ、ブレット!何してるの? by モディリアーニさん

ちあぼんさん(@cheersbon)が投稿した写真 –


同じフロアにあったモディリアーニが、ちょっとかわいそうなくらいの迫力のピカソでしたが、モディリアーニも有名な女性の肖像画があり、別の作品は、「ブレットに似てる?」っていう雰囲気の男性の肖像画だったりして、おもしろかったです。
もう一枚の男性の肖像画は、ベレー帽を被っていて、「フランス流だ」と思ったりしました。
※最近、ベレー帽を被りはじめたわたしは、ベレー帽の被り方に「フランス流」と「イギリス流」があると知りました。
モディリアーニのベレー帽を被った男性は、「フランス流」の被り方をしていたんですね。

個人的には、マティスの『コーヒータイム』が好き♪モロッコに旅したときの絵らしい。

ちあぼんさん(@cheersbon)が投稿した写真 –


また、マティスの「コーヒータイム」という作品は、遠目に観ると、目の悪いわたしには「和服かな?」と思う感じの服装で興味を引きました。
解説も読んでみたら、モロッコに旅をしたときのコーヒータイムを描いているそうです。
東洋と西洋の出会うモロッコの文化・風俗がマティスの心に留まったのでしょうか。
よく見ると、テーブルも低くて丸くて、日本のちゃぶ台みたいですよ。

オディロン・ルドンの『心に浮かぶ蝶』 心象風景なのだそう。

ちあぼんさん(@cheersbon)が投稿した写真 –


ルドンの蝶の絵も印象に残りました。
心象風景で、実際に観た蝶ではないのだそうです。

ゴッホ 自画像 @デトロイト美術館展
また、ゴッホ自画像もありました。
この絵も人気で、たくさんの人に囲まれて写真を撮られていましたね。
あのタッチなので、写真に撮っても、雰囲気が違ってしまうんですよね。
すごくむずかしかったですが、角度がちょっと変わっても、ずーっと見られているような気がしたり、レンズ越しで見て気付くこともありました。

セザンヌ「3つの髑髏」@デトロイト美術館展
最後にセザンヌの静物画ですが「三つの髑髏」というのがあり、とても意外だったので、載せておきます。
写真としては、これがわりとまともに撮れている一枚でした。
「セザンヌが髑髏?!」と意外な感じがしたのですが、実は、セザンヌは静物画に髑髏をよく描いているのだそうです。
わたしが知らなかっただけでした。

最後にと言いながら。。。


グッズ売り場を抜け、会場を出るところに、ガチャガチャがあり、見事つかまりました。
缶バッジにおみくじが付いていて300円でした。
缶バッジは、ゴッホの自画像を引きましたよ。
おみくじは中吉でした。
なかなかいいのではないかな?

点数自体は、52点ということで多くないかもしれないけれど、大変見ごたえのある美術展でした。
是非、カメラを持って、月曜日・火曜日におでかけされるのをオススメします。

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