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私的「2016年映画ベスト10」

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ツイッターで「#2016年映画ベスト10」というハッシュタグがあり、ちょっと考えてみたので、こちらにも備忘録を兼ねておいておきます。
番号はつけてるけど、順位はつけられない。
つけられないけど、個人的な「ヒット!」の順に近いかと思います。
なお、2016年公開ではない映画もたくさん観ました。
それは省いた中から選んでいます。

①地獄に堕ちた野郎ども

個人的な大ヒット映画です。
ダムドは、本当に名前だけ知ってて、情報としてはデビュー1~2年分くらいのジャケ写くらいしか知らなかったんです。
なので、この映画の内容は、かなり衝撃的でした。
この映画を見て「人生が変わった!」と言ってもいい!
2017年はダムド来日!ライブ行きます♪

2016年は、『Back to the Future』(1~3)を観直す機会もあり、「ダムドとわたしのBack to the Future」について考えてみたり、いろいろしています。
2016年初頭にデヴィッド・ボウイが亡くなり、「死ぬまでに会っておきたい(意訳:ライブを観たい)人リスト」を考えているときに浮上してきたのがダムドでした。
今、まさに「世界で一番会いたい人」がダムドであり、デイヴ・ヴァニアンです。
何故、そんなに入れあげているかは、映画を観ればわかります。
読解力が試される映画かもしれないし、「わかる人にはわかる」それがダムドなのかもしれないです。

思わず、映画館で2回も観てしまった映画です。

記事こちら。→ 『ダムド初のドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』がカッコ良過ぎて、完全にはまる。
※「完全にはまる」を「完全に惚れる」に直してもいいくらいだ♪

②シングストリート

未来へのうた

ダムドの映画を観なければ、2016年ダントツ1位だったはずの映画。
80年代のUK ROCK好き、MTV世代には、たまらない映画です。

この映画の後、ジョン・カーニー監督の映画を2本も観ました。
『ONCE ダブリンの街角で』と『はじまりのうた』です。
前々から興味はあったのですが、ダブリンにも行ってみたいなぁ。。。
そういえば、この映画も映画館で2回観ました。

記事こちら。→ 『「シング・ストリート」もしかして同い年?1985年アイルランドの16歳を追体験した。
※正しくは14歳でした。実際、ジョン・カーニー監督も2歳年下。

③ブルックリン

こちらは、アイルランドからアメリカ・ブルックリンに移民するお話の映画です。
そういえば、『Back to the Future 3』では、マクフライ家のアイルランドからの移民一世の先祖が出て来ます。
最近、アイルランドやアイルランド移民の映画をよく観ているような気もします。
『ブラック・スキャンダル』もアイルランド移民のマフィアのお話でしたが、こちらは2016年2月に観ていたらしいのに、もっと前だと思っていてベストに入れてなかったです。汗

ひとりの女性の成長物語としても、アイルランド移民の時代背景を描いた映画としても、とても興味深い映画でした。
あと「移民」になる人の気持ちも、理解できたかな。
何もかも捨てても、「新天地へ!」と思う気持ち。

④SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

そう言えば、アイルランドに興味があるひとつのきっかけは、モリアーティ役のアンドリュー・スコットがアイルランド人なのもあるかもしれません。「モリアーティ」というのもアイルランドの苗字なのだそうです。
あと、この映画は「ヴィクトリア朝」が舞台になっていると言われていたので、古風な雰囲気の映画だと思い込んでいたのです。
そうしたら、テレビドラマの「SHERLOCK」ともリンクする内容だし、次シーズンの「4」を暗示する内容も出て来たり、意外なところでモリアーティのウェディングドレス姿が見られたりと、思っていたイメージを、いい意味で、完全に裏切られて、とてもおもしろかったです。
そして、この「ヴィクトリア朝」がダムドの映画のデイヴ・ヴァニアンのセリフとリンクして、、、2016年のわたしの流行語大賞となりました!

記事こちら。→ 『「SHERLOCK 忌まわしき花嫁」は、もちろん映画館で。余計な前情報なしで早く観て!

⑤マネー・ショート 華麗なる大逆転

▲何故、サムネはブラピなのか?

クリスチャン・ベイル主演映画。
観ながら、「???」という感じだったのだけど、見終わってからじわじわとおもしろさを感じた、という意味でも、今までになかった映画かな?
音楽映画としてもおもしろかったので、極爆とかで見られる機会があったら、また映画館で観たいかも?

クリスチャン・ベイルは怪演としかいいようがなくいいけど、ライアン・ゴスリング、スティーブ・カレル、そしてブラット・ピットの4人が主役級の豪華な映画でもあったと思います。

記事こちら。→ 『「マネーショート 華麗なる大逆転」は、音楽映画だった?!【追記あり】

David Bowie is

立川シネマツーの「語るべき映画」というシリーズで、立川直樹さんのトークショー付きで観ました。
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館での回顧展の最終日に行われたクロージング・ナイトの様子を収めた映画です。
ここにPULPのジャーヴィス・コッカーが出てくるとは知らなかったので、キュレーターさんが紹介を始めたとき「???」となっていて、ジャーヴィス出てきて、本当にびっくりしました。

2017年、アジアでは日本だけの「回顧展」が開催中です。
是非、観たいです。

記事こちら。→ 『映画「DAVID BOWIE IS」を立川シネマツーで。(極音?)立川直樹さんのトークショー付き。

⑦ブリッジ・オブ・スパイ

ソヴィエトのスパイ・ルドルフ・アベル役のマーク・ライランスがすごく良かった。
この役で、かなりの数の助演男優賞を獲っているみたいですね。
何故か、トム・ハンクスの映画もほとんど見ているっぽいんですが、やはり、このマーク・ライランスが凄かった!
「フェイク」のレフティー役のアル・パチーノ級に役にはまっていて、本当にその人にしか思えなかった!
見終わってから、この役のモデルになった人のその後を調べてしまいました。。。
こちらも、映画だと交換後すぐに殺されてしまいそうな感じで終わりましたが、そんなことはなかったようで、ほっとしました。

⑧スポットライト 世紀のスクープ

マイケル・キートンをはじめ、マーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムスといった「スポットライト」班の演技が良かった。
コン・ユ主演の「トガニ」を思い出しました。
2016年は実話もの多かったな、と思いますが、その中でも、「見逃していた」過去の自分も認めるというシーンもあり、ただの美談みたいになっていないところもよかったかな。

⑨怒り

日本映画では、この一本!
某事件を彷彿とさせる「整形して逃げてる殺人犯」らしき、3人の謎の男を巡る3つのお話からなっていて、日本を代表する俳優さんが多数出演し、すごい演技を見せてくれた映画でした。
個人的には、綾野剛さんの気配の消し方というか、オーラの消し方が衝撃的でした。

⑩Mr.ホームズ

思いがけなく、日本が、第二次世界大戦後すぐの広島が出てきて、とても印象的な映画でした。
そして、また「シャーロック・ホームズ」登場です。
イアン・マッケラン様も、真田広之さんも素敵でした。
※この映画で、海外の俳優さんは名前呼び捨てにしてるけど、日本人の俳優さんは「さん付け」じゃないと書きにくいということに気付きました。

記事こちら。→ 『93歳の「MR.ホームズ」イアン・マッケランと真田広之の演技がとても美しい映画でした。

<番外・2016年公開映画>
・『ブラック・スキャンダル
・『アリス・イン・ワンダーランド2 ~時間の旅~
・『スターウォーズ フォースの覚醒
・『奇蹟がくれた数式
・『THE BEATLES EIGHT DAYS A WEEK

<番外・2016年に観た映画>
・『マイ・フェア・レディ』(デジタルリマスター4K)
・『プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ
・『Back to the Future Vol.1,2,3

そういえば、2016年は韓国映画を観なかったなぁ。。。
そのかわりに、アイルランドに関連する映画が多かった。

あと、「シン・ゴジラ」とか、「この世界の片隅に」とか、いろいろ観たなぁ。

あと、ジョニー・デップの出ている映画を2本も観ているのに、ランキングに入れてない!
いや、「ファンタビ」にも、ちらっと出てきたので、3本も観ているのに!
そういう意味では、ちゃんと選んでますよね。
と言いつつも、実は、ジョニーは結構デイヴ・ヴァニアンのファンなのでは?と思われるくらい、ティム・バートンと組むゴス映画の登場人物などにデイヴ・ヴァニアンのイメージを取り入れているので、直接ではなくてもデイヴ・ヴァニアンの影響は受けていたんだな、と思います。

2016年の1本目が「スターウォーズ フォースの覚醒」で、最後の1本は「ローグワン」でした!
スターウォーズに始まり、スターウォーズに終わる。

2017年もいっぱい映画を観たい♪

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「マネーショート 華麗なる大逆転」は、音楽映画だった?!【追記あり】

マネーショート」(原題:The Big Short)観ました。
クリスチャン・ベイルが出ているから、です。

だが、ブラット・ピットが製作のひとりで、結構おいしいところは持って行った感はあるよね。
でも、初老のブラット・ピットも、案外カッコ良かった!
今までとは、全然違う雰囲気だったし、良かったんじゃないかな?
あれだったら、持っていかれても仕方がない。結構、地味だったけど。。。

で、クリスチャン・ベイルだけれども、結構大きく映画館で宣伝されていたんだけど、4人並んでいる中の誰なのか、よくわからなくなってしまった。
ブラピ以外は、「そんな感じのときあるよね」って感じで、目の悪いわたしには、ちょっと区別がつかなくて。。。汗
もう、いつも全然違うから、顔がわかんなくなっちゃったよ。。。笑
でも、一応、一番はじめに、「あ!」って思ったのがクリスチャン・ベイルだったよ。

役の方は、結構、わかりにくいけれども細かく役作りしてたよね。
義眼の元神経外科医、ここまではいいんだけど、、、ヘビィメタルを轟音で聴き、ドラムを激しく叩き、Tシャツに短パンのラフな格好で、裸足で歩く、、、という、ちょっと近寄りたくない感じの変人。。。
このへヴィメタルを轟音で聴いているのって、もしかしたら、耳もあんまり聞こえないじゃないかしら?と思ったり。。。それか、逆に鼓膜がすごく強いの。
映画では、「7時間こもってる」って言われてるように、すごく集中力があるっていう表現にもなってると思う。

▲「マネー・ショート 華麗なる大逆転」特別映像

あと、メタルとかって、曲によっては、頭が整理される曲っていうのがあるのよね。
実際のバーリが、そういう曲を聴いていたのかどうかまではわからないけれど、その可能性はあるよね。
徳永英明さんのしっとりした曲の後で流れたので、余計に印象的だったGuns’n’Rosesのこの曲などもそうなんじゃないだろうか?

Guns N’ Roses – Sweet Child O’ Mine
と思って聞き直してみたら、そんなでもなかったんだけど、(汗)
ギターリフとハイトーンボーカルが耳に残って、勝手にリフレインするので、その効果がないとも言えない。

ちなみに、徳永英明さんの曲は「最後の言い訳」で、ラスベガスの日本料理店での接待(?)中に流れていました。

徳永英明 / 最後の言い訳
「一番大事なものが、一番遠くへ行くよ」がメッセージでしょうか?

そう言えば、レッド・ツェッペリンとかも使われているし、ゴリラズの曲もかかってるらしいし、案外音楽に注目して観ても、おもしろい映画なんじゃないかと思います。


Led Zeppelin When The Levee Breaks by Zepparella
この曲は「堤防が決壊するとき」というメッセージ?!
こちらは、Zepparellaという女性バンドのカバーバージョンです。

わたしには、金融用語とか、わからないですが、それでも、ゴーストタウン化している街を見たりしたら、すごいバブル、、、しかも、もうはじけそうっていうのは、見れば、わかる。
ちょっとわかりにくかったのは、バーリは、どうしたかったんだろう?
ただ、儲けたかっただけ、とは思えないような?
それまでのいろいろなことに対して、「大逆転」をしたかっただけなのだろうか?
このまま放っておいたら、もっと酷いことになる、(リーマンショックよりもひどい状況に)そう思ったんじゃないだろうか?
そう思ってしまうのは、思い込みというか、そうであって欲しいという願いなんだろうか?
もうちょっと、そこら辺をわかりやすく描いて欲しかった。
FBIだったか、CIAだったかにも、さらに事情聴取されたらしいので、やっぱり知りたいところは、そこなんじゃないだろうか?

その点、ブラピの役のリカートは、若いふたりのトレーダーが儲かって喜んでいるのを叱りつけ、その裏で損をする人がいる、さらにその先には、のちに「リーマンショック」が起こることも見抜いてるような感じで、ちょっとカッコいいよね、あのシーン。
(だから、おいしいところを持って行かれた感じがしているんだけど)

観る前は、「ドキュメンタリータッチのむずかしい映画なのかしら?」と思っていたのに、意外にコメディタッチで、セリーナ・ゴメスやら、バスタブに浸かったセクシーなお姉さんやらが登場して、むずかしいことを、説明してくれるし、銀行員役のライアン・ゴスリングが一番胡散臭かったり、なんていうか、これが「アメリカン・ジョーク?」っていう感じ。
さらに、これがアカデミー賞の脚色賞を受賞して、「アメリカ人って、こういうのが好きなんだなぁ」と思いました。

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▲「脚色賞」は原作のある映画に与えられる賞。こちらが原作。


『マネー・ショート 華麗なる大逆転』予告編

【追記】書いた後、検索してみたら、やはり音楽に注目している人が数人いらっしゃり、歌詞なども、映画の内容・テーマに合わせて選ばれていることも指摘されていました。
やはり「ヘヴィメタ」とか、わかりやすく括ってしまうと、「大事なことに気付かないで過ぎてしまい、大切なものを失ってしまう」というのが、音楽に隠されたメッセージなのかな?
おもしろいことに、レッド・ツェッペリン、徳永英明、ゴリラズを取り上げている人が多くて、しかもこの3組はヘヴィメタルではありませんよね。
特に、徳永さんは、日本人にはわかりやすいヒントだったかも?
その他の挿入曲の歌詞なども分析して、解説してくれる人いないかなぁ?
この間の「語るべき映画」とかで取り上げてくれないかな?
誰だったら、語ってくれるかな?
そうだ、この映画は、実は、立川シネマツーで極音で観るべき映画だったんだ。。。

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【追悼】David Bowie ~ぐだぐだなだけです。

デヴィッド・ボウイが亡くなった。
しばらく「え~?」しか言葉が浮かばなくて、妙に覚醒していて、先週はぐっすりなんてものじゃなく寝ていた帰りの電車で、今日は一睡もできなかった。つまり電車に乗っていた1時間ちょっとくらいは、そんな感じだったんだ。
正直、デヴィッド・ボウイが亡くなって、こんな気持ちになるなんて、思わなかった。
マーク・ボランやミック・ロンソンが好きだったので、ちょっとアンチな感じだった。
実は、昔(1990年代)、あんまりブレット・アンダーソンが好きじゃなかったのは、デヴィッド・ボウイとの対談で、すっごく意見があっていて、それが「取り入るのが上手い」みたいに見えて、「なんだ?コイツ!」と思ったからだ。
それで、やはり同じ頃、デヴィッド・ボウイと対談して、結構微妙な反応をしていたジャーヴィス・コッカーの方が、自分の感覚に近かったので、むしろジャーヴィスが好きだった。
でも、ブレットがいまいち好きじゃなかったのは、その1点のみで、Suedeの2nd「Dog Man Star」以降は、ブレットが悪く言われてたりすると「違うもん!違うもん!」という発作が起こる(笑)感じ。Twitterで、ニールが、ブレットの悪口を見つけて「ブレットの名前の綴りはBrettだからね!」とリプライしていたのを見て、「あ、発作起きてる」と思って、ちょっと親近感を抱いている。「ただのファンじゃん!」な感じのニールを垣間見れておもしろかった。

Suede話に変わっちゃってるんだけど、実は、「Suedeの新譜(Night Thoughts)の発売日っていつだっけ?」と思って、「8日じゃなかったっけ?」とデヴィッド・ボウイの新譜の発売日と入れ替わっていて、予約もできないままカウントダウンが、、、そう言えば、Facebookで発売日のカウントダウンやっていたのに、そのときは目に入らなかったんだ。
そして、8日になる前に、謎のカウントダウンが始まり、、、ね?
8日は、ボウイの新譜「★」(Black Star)の発売日で、ボウイの69歳の誕生日で。。。
Suedeのオフィシャルも、Suedeがボウイの曲を演奏する(リチャード特訓中?)のYouTube動画のリンクを貼ったり。

それなので、ここ数日、このギターのリフが頭で鳴り続けていたのだった。

その前に、ニコラ・テスラの命日が1月7日だった。
クリスチャン・ベイル主演の映画「プレステージ」(日本での公開時タイトルは「イリュージョンVS」)に、デヴィッド・ボウイがニコラ・テスラ役で出ているのを思い出していたのも、今なら、カウント・ダウンの始まりのように思えてくる。

▲デヴィッド・ボウイ出演部分

この「カウント・ダウン」の感覚というのが、以前にもあって。。。
それがダイアナ妃の亡くなったときだった。
8月28日が自分の誕生日でカウントダウンをしていたのだが(ときどき、本当に忘れてスルーするので)その年は、28日が過ぎてもカウントしていた。。。
仏映画「アメリ」で、ダイアナ妃事故死(1997年8月30日)のニュースのシーンがあり、アメリもなにかをカウントダウンしていたように覚えている。(この辺、あいまい)
「アメリ」を観たとき、ものすごく自分に似た感じを持ったので、この映画は、とても好きだ。

ニコラ・テスラの命日の1月7日から、1月8日のデヴィッド・ボウイの69歳の誕生日と、最後となってしまった新譜「★」の発売日。
そして、何故か、それを通り越してもカウントが続いていて。。。(たぶん、Suedeの新譜へのカウントダウン)
デヴィッド・ボウイ死去のニュース。。。
その「カウント・ダウン」の流れに、似た感覚を、感じてしまった。

by カエレバ

デヴィッド・ボウイは、どんな思いで、1月8日を迎えたんだろう?
もしかしたら、その日まで生きているかどうかもわからないでアルバムを作っていたのではないか?
この8日から今日までの間に、新譜の曲のMVも見たのだけれど、少し宗教的(キリスト教的)荘厳さを感じた。

「もうライブはやらない」という話を聞いて、「やはり美しい人は、老いた姿を見せたくないのだろうか?」と思っていた。
まさか、こんなに早いとは思わなかった。
まさか、癌にかかっていたなんて。。。
ライブを見ておきたいロック・ミュージシャンのひとりだった。
結構、微妙なアンチ気分から、避けていたところがあったのだけれど、、、デヴィッド・ボウイのライブを見ておかないと、絶対後悔すると思い始めていた。
だからかな?ニュースを聞いてから1時間ちょっとの間「え~?」しか言葉がなかったのは。。。

ダイアナ妃、フレディ・マーキュリー、ミック・ロンソンのときと同じくらいの衝撃を受けた夜だった。。。
何故か、思い出すのは、フレディ追悼ライブで、ミックに声をかけたシーンだ。美しい。。。

親日家で、日本ともつながりが深かった人でもあるだけに、本当に一回も見られなかったというのは、後悔以外の何ものでもない。。。

「デヴィッド・ボウイって、、、死ぬんだ」
死なないと思ってた。
「プレステージ」のあのマシーンを作って、永久に生きていてよ。

by カエレバ