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ハート・オブ・イングランド ~ロンドンから先の英国へ バーミンガム観光とストラトフォード・アポン・エイボン観光

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駐日英国大使館大使公邸で開かれた「ハート・オブ・イングランド」レセプションに、英国アンバサダーとして参加してきました。
英国政府観光庁バーミンガム観光局バーミンガムエアポートロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)、トルコ航空主催の観光セミナーでした。

英国製品
▲英国製品が展示されていました。

英国へは、まだロンドンしか行ったことがなく、(しかもだいぶん前)
シェイクスピアの故郷として有名なストラトフォード・アポン・エイボンは、
大好きなSuedeサイモンの故郷でもあり、(ニールも?)
もちろん、古き良き時代のイメージの残る街並みもロマンチックで、一度は訪れてみたい憧れの街でもあります。
バーミンガムは、名前は、よく聞くけど、というくらいでした。
そういえば、やはりSuedeファンの女の子の留学先がバーミンガムで、
東京から名古屋くらいの距離で、「住むのにはいい街」とTwitterで書かれているのを見ました。
英国第二の都市」と言われるイメージが、なんとなくわかりました。
ハート・オブ・イングランド」と言うキャッチフレーズも、英国の真ん中あたり(ハート)にあるという意味なのでしょうか?

英国政府観光庁日本代表アシュリー・ハーヴィー氏
▲英国政府観光庁 日本代表 アシュリー・ハーヴィー氏

レセプションは、英国政府観光庁 日本代表アシュリー・ハーヴィー氏の挨拶から始まりました。
とてもダンディーな素敵な方でした。そういえば、日本語でのスピーチでした。
おすすめは、「バルチ・カレー」というインドカレー、そして、ミシュランの星付きのレストランが4つある美食の街ということでした。
帰ってから調べてみると、バーミンガムは、インドをはじめ、パキスタンバングラデシュからの移民が多い街で、カレーが有名なのだそうです。
バルチカレー
後ほど、いただきましたが、鶏肉野菜がごろごろと入った具だくさんのカレーで、少しグリーンっぽい色だったと思います。(ちょっと照明が暗かったので、写真を撮るのも四苦八苦!)
あまり辛くなくて、とても食べやすかったです。もちろん、美味しいです!
わたしは、ミシュランの星付きレストランには行きそうにないけど、インドカレーは大好きなので、ちょっと楽しみですね。(って、今のところ、行く予定はないのだけれど。。。)

それから、バーミンガム観光局ケイティさんから、英国第二の都市バーミンガムの観光の紹介があり、次に、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)のキャサリンさんから、シェイクピアの故郷ストラトフォード・アポン・エイボンの観光について紹介がありました。

バーミンガム観光局 ケイティさん
▲バーミンガム観光局 ケイティさん

また、その後、堀さん(トルコ航空)と、井上さん(旅行会社の方かしら?)の、実際にバーミンガムを旅した二人の女性から、バーミンガム観光のおすすめを紹介していただきました。

まずは、バーミンガムの魅力から紹介します。
実は、バーミンガムは、宝飾の街で、英国の40%をシェアしているそうです。
主に銀細工ということでしたが、プロフェッショナル向けの市場では、個人でも購入できるところがあるそうで、銀細工好きとしては、かなり興味津々です。
バーミンガムのシルバーアクセサリー
また、街としては、2時間くらいのウォーキングで、ちょうどよく回れるくらいの大きさだそうです。
そして、運河があって、高低差のある街なので、高台から街全体を見下ろして見ることができるそうです。
これは、夜景がきれいに見られるっていうことじゃないのかしら?

英国製品ディスプレイ 自転車まわり一式
自転車に関する製品も、英国式が根強く人気があるようですね。

そして、冬には、クリスマス・マーケットが開かれ、英国一大きいと言われているそうです。
絶対、冬は、夜景がきれいだと思います!(これは予想だけれど!)

バーミンガムの靴屋さん?

それから、文化も盛んな街で、バーミンガム・ロイヤルバレエ団を持っており、そこには日本人のダンサーが6人も在籍しているのだそうです。意外と日本との関係も深いのですね。
あと、最近人気のPeaceというロックバンドもバーミンガム出身だそうです。わたしのなじみの名前だと、デュラン・デュランバーミンガム出身らしいです。

そうそう、トルコ航空(ターキッシュ・エアライン)が主催に入っていて、「何故、トルコ?」と少し疑問に思っていましたが、その謎も判明。
トルコ航空は、週12便も、成田発、イスタンブール経由、バーミンガム着の便を飛ばしているのだそうです。
しかも、5年連続で、エアラインランキングの上位にランキングされているそうで、特に機内食の評判がいいらしい。
そうですよ、世界3大料理トルコ料理ですよ。
日本から発の便には、日本料理もあるそうなのですが、やはりトルコ料理の機内食がおすすめのようです。
トルコ航空機内食トルコ料理を食べ、バーミンガムバルチ料理を食べ、朝食イングリッシュ・ブレックファーストで、世界の料理巡りの旅のようです。
世界の美味しい料理が集まるのも、英国の魅力ですよね。

それから、実は、偶然に、前日にインターネットで、ストラトフォード・アポン・エイボン旅行記を見つけ、図書館の話を読んでいました。
ストラトフォード・アポン・エイボン公共図書館観光案内所が併設されているようでしたが、街の景観に合わせた外観に、中は近代的な図書館で、こじんまりとしているけど、とてもいい印象だったみたいです。
この日、偶然にも、バーミンガムでのおすすめスポットのひとつに、図書館を挙げられていて、またしても興味津々です。
2013年にオープンしたばかりの新しい図書館で、設計は女性の方だそうで、らせん階段があったり、とても温かみのある雰囲気図書館だそうです。
建築だけでも見る価値があると言われていたので、図書館好きな方だけでなく、建築好きな方も是非、観に行ってみて欲しいです。

図書館の話のついでですが、ストラトフォード・アポン・エイボン図書館には、世界で第二のシェイクスピア資料があるとか?(これは、前日に見た公共図書館のレポートとは、内容が合わないので、別の図書館があるのかしら?要調査です。)
その中には、400年前の日本について書かれている資料もあるそうです。
英国の人たちは、400年も前から、日本を知っていた?!
どんな風に見られていたのか、とても興味あります。
旅の途中に図書館に寄ってみるのも、楽しいと思います。

そういえば、大英博物館図書館は、円形になっているそうです。
大英博物館には行ったのに、図書館までは気づかなかったので、こちらも次に行ったら、是非行きたいところ。。。
やはり、次の英国旅行は、図書館巡りになりそうです。

ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー キャサリンさん
▲ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー キャサリンさん

図書館の話に寄り道しましたが、ストラトフォード・アポン・エイボンの魅力を紹介します。
もちろん、シェイクスピアの生地として、有名な街ですが、来年2016年は、シェイクスピア生誕400年に当たるそうです。
シェイクスピアの生家では、「ロミオとジュリエット」の寸劇が見られるそうです。
また、シェイクスピアの妻アン・ハサウェイ(女優さんではない)の家は、薔薇がきれいに咲いているそうです。
ホールズ・クロフト」という、シェイクスピアの子供が住んでいた家は、英国伝統料理が食べられる施設になっているそうです。
もちろん、街は、昔の面影のあるロマンチックな佇まいだし、観光には、とても力を入れているように感じました。
そして、こんな素敵な街で育ったサイモンが素敵なのも頷けます。うんうん。

キャサリンさんとケイティさん

ストラトフォード・アポン・エイボンへは、バーミンガムから電車で40分だそうです。
ロンドンからは、1時間半~2時間くらいなので、バーミンガムからの方が近いです。
もちろん、バーミンガムへは、トルコ航空で!ということですね。

ターキッシュ・エアライン ムスタファさん
▲トルコ航空 ムスタファ氏

最後にトルコ航空ムスタファさんから乾杯の挨拶があったのですが、とても聞きやすい英語でした。
日本人の英語と似ているのかしら?
少し、英語のリスニングも出来て、大満足♪

そして、立食形式で、英国料理をいただきました。

ジンジャードリンクが美味しかった。
ジンジャードリンクが美味しかった!
お酒があまり飲めないので、ウーロン茶ばかり飲んでいたのだけれど、ワインとも違う、ちょっと濁った感じのドリンクが気になり聞いてみたところ、「ジンジャードリンク」で、ソフトドリンクだということなので、試してみました。
美味しかったけれど、結構、生姜の味がしてました。

シェパーズパイ
シェパーズパイも、出来立てのアツアツで、美味しかったです!

魚料理
魚料理。。。ですよね。

料理を取り分けて。
▲他には、ソーセージのミートパイや、トマトとスイカのサラダとか、いろいろなお料理がありました。

クレームブリュレ
▲ちいさなココットに入って並べられたクレームブリュレが可愛かった♪
あとは、フルーツの大きな盛り合わせなどがありました。

照明が少し暗めで、写真を撮るのに、かなり苦戦しました。
iPhone5sで撮った写真と、Eos Kiss X50で撮った写真が混在していますが、料理写真は、ほとんどiPhoneです。

長州ファイブの写真が飾られていた。
長州ファイブの写真が飾られていました!
いいんですか?(ここは英国大使館なのに。。。)

部屋に飾られている絵や、写真、調度品なども写真の練習も兼ねて撮っていたのですが、長州ファイブの写真に気づいたときは、本当にびっくりしました。
上段の右が伊藤博文で、下段の左が井上馨だそうです。
実は、申し込みのアンケートを書く際に、長州ファイブの像(?)がロンドン大学にあるらしくて、「それをいつか見に行きたいな」と頭を過ぎったのですが、さすがに書かなかったんです。
ロンドン大学に私費で留学したのが、この5人です。この写真もロンドンで撮ったのかしら?

ロンドンのシャーロックのロケ地などにも興味があるけれど、まだ行ったことのない地方にも行ってみたいですよね。
まず、手始めは、バーミンガムと、ストラトフォード・アポン・エイボンがいいでしょうか?
トルコ航空も、かなり気になっています。

もちろん、美味しい英国料理も!

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【Help-Toshokan Tour】②宮古市立図書館・田老分室編

ツアーから無事に戻ってきました。
帰路も、いろいろあったのですが、それは追々。
そして、頭の中が整理できてなかったので、ちょっと中断しました。。。

田老町(現在は宮古市)地図

ツアー二日目は、盛岡市を後にし、バスで移動。
宮古市を目指します。
宮古市は、「本州最東端のまち」だそうで、盛岡から東へ約90Km、おおよそ2時間の大移動です。
そして、まずは、田老町の分館へ。
※田老町は、現在は宮古市に合併されています。

宮古市立図書館田老分室入口

田老分室は、地震発生当時、利用者は2名。
職員も利用者も全員無事避難できたけれど、分室は床上浸水(15cm程度)。

その後、隣接の勤労福祉センター(体育館)が、遺体安置所、物資保管庫になり、職員の方は、その対応に追われることになったそうです。
また、8月になってから、支援物資がたくさん届く、ということもあったそうです。

分室は、業者に清掃してもらっていたが、床上浸水部分の床(木製)が、黒く変色、金属製の書架は錆が発生し使用できない状態。
宮古市立図書館田老分室の床上浸水し、その後、黒ずんだ床宮古市立図書館田老分室の剥がれた床と錆びた書架

また、被災を免れた図書を、そのまま分室で保管していたが、夏場にカビが発生し、隣接の体育館内にある、換気のいい和室に移動し、保管中。

宮古市立図書館田老分室から、カビ発生のため、避難中の図書群

10月から、利用者の要望があり、田老総合事務所の一室を借りて、週2日(火・金曜日、10時から14時まで)で、緊急に開館することになったそうです。
田老総合事務所は、少し離れた場所にあり、ちょっと高台になっていました。

宮古市立田老総合事務所(外観)
田老総合事務所前の津波防災の町宣言(平成15年3月3日の日付有)
▲田老総合事務所前にある「津波防災の町宣言」(平成15年3月3日の日付有)。
壁にも「津波防災都市宣言」(平成19年3月3日)が掲げられていました。

臨時開館当初は、小説は、読めないような感じで、雑誌などをぱらぱらと眺めるような感じ。
また、利用者同士で、編み物の本を勧め合う様子が見られたそうです。
今まで、利用していなかった方の利用もあったそうです。

田老総合事務所内で臨時開館中のカウンタ

図書館システムは、現在も使用不能。
それでも、ノートパソコンひとつで、管理されている様子でした。

田老総合事務所内で臨時開館中図書室の書架(新刊!)

ちなみに、新刊本も、新しい雑誌も入っていました!
「KAGEROU」や「謎解きはディナーのあとで」の表紙も見えます。

震災以前は、学校も近くにあったので、児童の利用が多かったそうですが、
今は、スクールバスで学校から仮設住宅へ移動してしまうため、児童の利用がなくなってしまったそうです。
これは、ちょっと残念ですね。

余談ではありますが。。。
被災しなかった図書であっても、カビが発生するなどしています。
また、復興計画が、まだ決まらないため、「どうにもできない」状態だそうです。
本を送りたい(贈りたい)という問い合わせもあるようでしたが、
今、送っても、置き場もない、保管もままならない。
手も回らないだろうし、余計な作業を増やしてしまうことになるかも?
カビが発生したりしても、衛生的にも問題が出てくるかもしれない、等々。
今、本を送らないという善意もあると思いました。
参考までに。→ 「本を送りません宣言」(仮称)

宮古市立図書館も、行く予定だったと思っていたのですが、
日程表にもあるような、、、
でも、写真も記憶もないので、行っていないと思います。(汗)

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【Help-Toshokan Tour】①岩手県立図書館編

日本図書館協会主催の「Help-Toshokanツアー”東北を知ろう~岩手県沿岸部を巡る2泊3日”に、現在、参加中です。

Help-Toshokan Tour 2012.1

岩手県立図書館を、初日に見学させていただき、岩手県内の公共図書館の状況についてお伺いすることができました。

岩手県立図書館は、JR盛岡駅近くのアイーナという複合施設にあります。

比較的新しい建物だったのですが、平成18年にオープンした、3代目の図書館だそうです。

岩手県立図書館@アイーナ

全面がガラス張りの建物なので夜になるときれいに輝くそうで、駅に近いこともあり、震災時には、本来避難所に指定されていなかったにもかかわらず、帰宅困難となった方々が集まって来られたそうです。
このことは、今後の課題でもあり、盛岡市による一時避難所に指定される予定だそうです。

県立図書館のほか、岩手県内の被災状況も伺いました。

翌日から、沿岸部の図書館を巡るので、興味深く聞いたのですが、岩手県は、四国と同じくらいの広さがあるそうで、内陸部にある盛岡と、沿岸部では、だいぶん違う様子が伺えました。
でも、盛岡の様子から考えても、TVでも被害状況を見ていても、まだ、実感として、わからないというか、信じられないという感じです。

ちなみに、沿岸部の野田村、大槌町、越前高田市の図書館は、壊滅的な被害を受けたそうです。

話は、前後するのですが、お話を伺った後、館内を案内してもらいました。
担当は、指定管理者で図書館部門を担当しているTRCのコンシェルジュの方でした。

岩手県立図書館

児童室の書架の間は、広く取られています。
ベビーカーなどで、すれ違うことができるように。

震災後、新しく作られた「ビジネス支援コーナー」では、実際に求人票を見ている利用者の姿も見ることができました。
図書館にあることで、入りやすい雰囲気があるそうで、かなり活用されているようです。

震災関連資料コーナー@岩手県立図書館

それから、震災関連資料も、いち早く収集を始められ、「震災関連資料コーナー」が、地域資料コーナーに併設してありました。
静岡県から、資料をいただいたそうですが、あとで参加者同士で話していて、静岡県は、東海地震が想定されるので、そのような早い対応ができたのだろうか?という指摘があり、納得しました。
また、避難所で出されていた新聞や、チラシなども、地域資料担当の方が、こまめにチェックして、足で集められたそうです。
今後は、自衛隊や、大阪府警、国立国会図書館や研究機関の調査資料などを収集したいそうです。

復興の狼煙@岩手県立図書館

入口よし手前の部分も、ガラス張りで、外へ向けて本がディスプレイされていました。
また、「復興の狼煙」というポスタも外に向けて貼られていました。

もりおかわんこ@岩手県立図書館

アイーナの3階の広場のようになっているところに、大きな可愛い犬のオブジェがあったので、写真を撮っていたのですが、奈良美智さんが作られたものだそうです。
そして、お椀に、わんこが乗っている「もりおかわんこ」というタイトルがついているようです。

とても明るく、また木を使っているので温かみもあり、広々としている印象を持ちました。
土曜日だったからかもしれませんが、若い利用者も多く来館されていました。
駅が近いので、利用しやすいというのもあるかもしれませんね。

まだまだ、震災の影響は大きいと思いますが、復興のために、できることがあれば、(迷惑のかからないように気をつけながら)やっていきたいと思いました。