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海老名市立中央図書館で、利用者登録&本を借りてきました。

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10月1日にリニューアル・オープンしたばかりの海老名市立中央図書館に行ってきました。
海老名市立中央図書館は、TSUTAYA指定管理者となる神奈川県内初公立図書館です。

海老名市立中央図書館

まず、利用者としては、、、海老名市在住でもなく、海老名市に勤務しているのでもないのですが、TSUTAYAのカードを持っていれば、本が借りられるのであれば、利用してみたいと思っていました。「開館時間が21時までなら、寄れないことはないな」と思いました。
余談ですが、なぜか、今、住んでいるところは映画館が近くになく、また通勤経路から外れているため、仕事帰りに、ちょっと寄るという感じではなく、映画館で映画が見れない状況が続いています。海老名なら駅から近くに映画館もあるビナウォークもあるし、お休みの日に、映画館とランチと図書館と、もしかしたらスタバでコーヒーっていうのは「ありかな?」と思いました。

オープン前日に内覧会があったみたいで、TwitterのTLの図書館クラスタでは、いろいろな話が流れてきました。
分類の話とか、なんなんだろう?と思っていたのですが。。。

さて、実際に行ってみた感想です。
図書館自体は、建物もそんなに大きいとは思いませんでした。
むしろ小さいかな?と思いました。
地下一階に、地上四階建てですが、実際に歩いてみると、意外とこじんまりとしていたように思います。

今回借りてきた本
▲今回借りてきた本(館内は撮影禁止)

そして、書架の本に目をやると、、、「え?何?この数字?」。。。
やっと、TwitterのTLで分類の話がやたらと流れてきていた意味が分かり、固まりました。
分類を全く無視した数字とジャンルの書かれたラベルが、わざわざ図書館の本のラベルの上から貼られているのです。
その労力を思うと、、、笑いがこみ上げてきました。
すごいな、これは図書館関係者から、いろいろ言われて当然だな、と。。。
よく見ると、どうやら、棚に番号が振られていて、その番号と同じ番号がラベルに書かれているようでした。
でも、、、そんなの、NDCで分類してあるのだから、その順に並べれば、自然と分類順に並ぶんですけど。
そもそも、「分類できる人がいない」というか、「分類できる人を雇う気がない」というように感じました。
つまり「司書なんか要らないよね?」という挑戦状のようですよね。
「司書の地位向上」とか言っていたのは、空耳だったのでしょうか。

海老名市立中央図書館
▲検索機で調べた結果を印刷できる。(伝票?ジャーナル?)

次に、実際に本を探してみようと思いました。
事前に何も考えていなかったのはミスでしたが、とりあえず検索機で「ろんどん」と入力し、なんとなく物色してみました。
そのうちの一冊の伝票(上記写真)を印刷して、探してみることにしました。
地図に、検索機のある現在地と、本がある目的地矢印で記されていました。
が、、、その小さくざっくりとした地図だけで探すの?と思いました。
分類(請求番号)で並んでいれば、そのざっくりとした地図でも探せるのに。。。
大きな棚の端から端まで、何回も見直しましたが、見つけられませんでした。
が、、、帰って来てから、よく見てみると、その下に、少し大きめの地図があり、棚が黒く塗られていました。
たぶんそこにあったんでしょうが、、、探していた棚の裏側の棚だったみたいです。

海老名市立中央図書館
▲少し下にあった、少し大きめの地図。黒く塗ってあるところにあったらしい。

すごい変な話、、、有隣堂の検索機だと、もっとちゃんとはっきりと棚番号が表示されるので、その棚番号の棚の前まで行けば探せるんですけど、その棚番号もわかりにくいんですよね。
伝票に書かれている棚番号が、本のラベルと書架の見出しに書かれている番号と違っているんです。
何故、こんなにわかりにくいのでしょう?
これだと、「お近くのスタッフ」の方に、聞くしかないんですけどいいんですよね。(面倒くさいからしないけど)
なんていうんだろう?
「図書館の利用者も馬鹿にしているよな」と思いました。
ちょうどそのとき、女子高校生の二人組が通り、「問題は、今までの本がどこにあるか?だよ」と言っていました。
そうなんです。今まで探せていた本が、分類順に並んでいないために、探しようがないのです。
分類(請求番号)順に並んでいれば、利用者だって、自分で本が探せるんですよ。
それを自分で探すことができないようにしたのは、何故なのでしょう?

例えば、イギリスの歴史の棚には、スコットランドやアイルランドの歴史の本が、ぱらぱらと混ざっていて、年代もばらばら。
分類番号順に並べれば、イギリス(233)の時代別に並んだあと、スコットランド(233.2)、アイルランド(233.9)の歴史の本が並ぶようにできているんです。
しかも、以前の図書館でちゃんと分類されていて、それがデータ上にも残っているのに、何故、わざわざ棚番号のラベルで隠すのでしょうか?
スタッフが棚番号を使うとしても、利用者のために、せっかくの分類番号を残してくれればいいのに。
それと、例えば「スコットランドの歴史」を知りたいとき、分類順なら、すぐ近くに他の「スコットランドの歴史」の本も並んでいるので、目当ての本以外の「スコットランドの歴史」の本も見つけられます。
だけど、イギリスの歴史の本の中に、「スコットランドの歴史」の本が、ぱらぱらと散らばっているので、肝心の目当ての本が見つけられないかもしれないし、目当ての本より興味のありそうな本を見つけられないかもしれない。
ブラウジングの楽しさ」がないと思いました。
と言っても、これは図書館の分類に慣れている人だけなのかもしれなくて、もしかしたら、このばらばらな方がおもしろいという人もいるかもしれません。

そう言いつつも、利用者登録をして、本を借りてきました。
利用者登録は、現在は、外の仮設テントで行われていました。
わたしが行ったときは、10人目でした。
大体それくらい並んでいましたが(椅子があります)、それ以上長くなることもありませんでした。

TSUTAYAカードとマイページの初期パスワード

わたしは、TSUTAYAのカードと、パスポート住所の書かれたハガキ本人確認をしてもらえ、利用者登録され、すぐに図書館の本も借りられるようになりました。
これと別に、インターネットで自分の貸出や予約状況を見られる「マイページ」の初期パスワードは、館内のカウンターで発行してもらいました。
カウンターで初期パスワードを発行してもらい、インターネットで自分でパスワードを変更できます。
自分のTSUTAYAのカードで本が借りられるのもいいのですが、海老名市立中央図書館の名前の入ったTSUTAYAのカードもいいな、と思いました。
一応、期限は3年で、3年後には、また個人情報の確認をして、更新することになるようです。

その後、本を早速借りてきました。
とりあえず、3冊。
何故か、気になっていた作家の名前で検索しても、キーワードで検索しても、所蔵してないか、貸出中、分館の有馬図書館でのみ所蔵、などあらゆるパターンで借りられなくて。。。
語学の棚も見たのですが、意外に古い本が多く、あまり借りたい本がなかったです。
事前に予算でたくさん本を買ったような話があったので、(フライパンも?)さぞ新しい本がたくさんあるのだろうと思っていたのですが、ちょっと期待外れ。いったい、どんな本が購入されたのでしょう?新着図書のコーナーもよくわからなかったです。
※選書やり直しというニュースがありますね。まだ選書し直しているのかしら?

そうそう、他の指定管理者の図書館で、郷土資料を廃棄したとか話題になっているからか、市史などの郷土資料が、ガラスの扉の付いた棚で展示されていました。
地下一階に、小説が集められているみたいですが、館内案内図には「文芸」と書かれていました。
エッセイは2階のカウンター前にあったので、「文学」とも言えない感じ?なんか、微妙。
小説は単行本は、日本と海外(?)に分けられていましたが、文庫が並んでいる棚では、日本人の作家も、他の国も作家も混ざって配架されていました。なかなか画期的、グローバル?!
よく見なかったのですが、日本以外の作家の単行本は、どうなっていたのかしら?

あと、途中でスタバキャラメルマキアートを買って、スタバの背の高いカウンター席で飲みました。
電源ありの席でした。ちょっと狭いけど。。。
他にも電源ありの席がありました。ソファの席もありました。
図書館のスペース(2階)にも電源ありの席がありましたが、パソコン使える席には電源ないのでしょうか?
Wifiも使えるみたいですが、メールアドレスを登録っていうのが面倒で、とりあえず使わなかったです。
スタバのドリンク以外のメニューは、このスタバの近くのエリアのみで、飲食できます。
ドリンクメニューは、館内のどこに持って行って飲んでもいいそうです。
図書館の本も、蔦屋書店の本も、席に持ってきて、飲みながら見ていいそうです。

とりあえず、3冊借りてきましたが、、、
探すのが大変なので、予約を入れて、本を準備してもらって、カウンタで借りるというのも手かと思いました。
だけど、案外、借りたい本がない。。。
借りたい本に限ってない。。。
よく見ると、古い本が多いように感じる。。。
選書のセンス、バランスの問題なのでしょうか。
選書やり直し中だから、新しい本がなかったと思いたい。
出来れば、貸出期間2週間で、その周期で通えたらいいかなと思います。
が、、、やっぱり、あんまり借りたい本が、なかった、っていうのは本音です。
3年のうちに、行かなくなっちゃう可能性は大、ですね。
って、市民じゃないのだから、そんなに利用されても困るのか?どうなのかしら?

あと、そう言えば、セミナー室みたいな、イベントの時に利用する部屋が見当たらなかったような気がします。
帰ってから、インターネットで見たら、スタバのスペースでイベント等をやっているみたいですね。
大きめの公演は、近くの市民文化会館でやるのかしら?
それでも、スタバのオープンスペースじゃなくて、集中して講義を聞くみたいな講座とそのための部屋は必要じゃないのかしら?

それから、すっごく細かいんだけれど、本を借りた時に、貸出伝票を全部、本の中に挟んで渡されて、3冊あるうちのどれに挟まれたのかもわからなくて、ちょっと焦りました。
伝票を挟むときは、はみ出させないと、わからなくなります。
「本当にド素人なの?」とかなり困惑して帰りました。。。
でも、通いますよ。
とりあえず、新しく選書された本が入ってくるのが、楽しみです。

海老名市立中央図書館
▲夜でごめんね。。。

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【第15回図書館総合展】国立国会図書館の「れきおん」プレゼンテーションがおもしろかった。

2013年10月29日~31日にパシフィコ横浜で開催された「第15回図書館総合展」に10月30日に行ってきました。

国立国会図書館のブースの前を通りかかったら、「れきおん」という「歴史的音源」(国内で製造されたSP盤等)のデジタル化音源の紹介をされていました。
ちらっと話を聞いて、興味のある話だったので、動画も撮影し、まとめましたので、良かったら見てください!

通りかかったとき、流れていたのは、動画中にも流れている東郷平八郎の「連合艦隊解散式訓示」でしたが、お経かと思いました。(ま、お経と思ったのに、立ち止まるのも、どうかと思うんですけどね。)
正直な感想としては、棒読みで「こんなので感動できるのか?」と思っていたのですが、東郷の晩年(1933年)に改めて録音したものだということでした。勘もたまには当たります。
ちなみに、この文章の起草は、動画中の説明にも出てくる司馬遼太郎の「坂の上の雲」の主人公である秋山真之と言われているそうです。この文章の最後は「勝って兜の緒を締めよ」で締めくくられていて、名文として有名で、感動の場面と記憶していたので、あまりの棒読み状態にびっくりしたんですよね。

ほかにも、与謝野晶子の声も聴けるということだったので、帰ってから検索して聞いてみましたが、、、ちょっとショックでした。。。発音が古い?与謝野晶子って、鉄幹を追いかけてフランス行っちゃったり、アクティブなイメージだったので、全然イメージと違いましたが、歌の朗読だからかなぁ?

1900年~1950年頃の気になる人物がいたら、声を聴いてみるのもおもしろいと思います!

「れきおん」で検索すると出てきますので、是非、アクセスしてみてください。
あと、動画中でも紹介しているように、近くの図書館でも聞くことができるかもしれませんよ!

坂の上の雲 全8巻セット (新装版) (文春文庫)
B003U2RWRE

坂の上の雲 第3部 DVD-BOX
司馬遼太郎
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書架表示をつくる>2.パウチするまでの準備

「早速、パウチ!」と言いたいところですが、まだまだ下準備が必要です。

厚紙で補強します。

厚紙は、図書室に大量に残っていた「イタメ紙」(?)を使用しました。

画用紙でも大丈夫だと思います。

厚過ぎてもパウチできないので、ほどほどの厚さの紙ならOK!

色画用紙でカラフルにしてもいいですね!

※大きさ確認します。4つ切りにしています。

先程の印刷した紙を、厚紙に軽く貼りつけます。

位置決めをし、スティックのりで、軽く接着。上下と真ん中くらいを軽く。

厚紙で補強する

そして、厚紙から、はみ出した部分を切り落とします。

重ねあわせ方は、きっちりじゃなくてもOKかと思いますが、性格によるかも。。。

後、切った方に紙をかぶせて、見えないようにしたり、きれいに見える工夫はしています。

ひっかかり部分を残して切り落とし

次に、下の部分に、書架に引っ掛ける部分を作ります。

上の写真のように、L字に切り落とします。

色紙部分が見出しになるように。少し幅広めがいいと思います。

高さは、2cmくらい切り落とします。

下部を切り落とす

↑こんな感じに仕上げます。

裏・表?どっちも表ですね。

パウチ前までは、ここまで。

この状態のものを、ある程度作って、パウチします。