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Gibson Brands Showroom TOKYOは楽しい。

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Gibson Brands Showroom TOKYO」に、この8月9月で2回ほど行ってしまいました。
それというのも、8月にSuedeが来日した際、リチャードとニールがこちらに行き、壁にサインをし、ギターを借りていったのだそうです。

そもそも、ここは、ずっと行きたかったところだったんですね。
以前にブレントさんが来日した際、こちらに来て、壁にサインをされていたので、それを見に行きたかったのですが、東京(駅)方面に行く予定と、ギブソン・ショールームの開店している日程があわず、行きたくても行けなかったのです。
が!とうとう行ってしまいました!

場所は、はじめ銀座と聞いていたのですが、八重洲ですね。
東京駅が最寄り駅です。
そうは言っても、あまり東京駅側のあのあたりを歩くことは珍しいのではないでしょうか?
ちょっと小道に入っただけで、老舗っぽいお蕎麦屋さんやら定食屋さんやらがあり、庶民的な下町風情の残る感じもおもしろかったです。

何故、2回も行ってしまったかというと。
ニール&リチャードのサイン@ギブソンブランドショールームTOKYO
▲1回目は、ニール(左)とリチャード(右)のサインを見つけて、それだけでお腹いっぱいになってしまったのです。
それで、ギターを見せてもらうことをすっかり忘れてしまっていました。
それでも、リチャードとニールのサインを見つけて写真を撮りまくり。。。

ブレントさんサイン@ギブソンブランドショールームTOKYO
そして、もうひとり!ブレントさんのサインも見つけて、写真を撮りました。

鳥取県知事 平井伸治さんサイン@ギブソンブランドショールームTOKYO
そういえば、なぜか、鳥取県知事のサインもありました。トリピーはなかったな。

2回目は、そのリチャードが使ったかもしれないギターを見に行くつもりでいました。
はい、平日じゃないと行けないと思っていたのですが、土曜日は開いていて、日曜日と月曜日が休みなんでしたっけ?
あと祝日も休みかな?
それと忘れちゃいけないのが、イベントなどがあって、営業時間が変更になったり、お休みになることもあります。
なかなか日程が合わないんですよ。
夏休み中に、平日で行けそうな日を見つけて、「この日にもう一回行く!」とリベンジを誓っていました。(大げさな。。。)

ギターは2階にあるというので、2階にあがり、Suedeファンでわたしが行った後にギターを見に行った方に教えてもらった型番(355、あれ?335?)を頼りに探していました。

335@ギブソンブランドショールームTOKYO
そうしたら、ちょうどカウンターの前に置かれていた、わたしには「今、整備終わりました!」という感じに見えたギターが、たぶんリチャードが来日中借りていたギターかな?と思いました。(でもお話してくださった係の人は、はっきりとは言われないのですよね。)
(でも、今見ると、ちょっとチェリーとは違う感じに見える。アンバーっぽい?)

gibson355b
▲でも、そのギターを他のギターの前に置いて、写真を撮らせてもらいました♪
そして、そのときは、そのリチャードの借りてたっぽいギターで大満足し、いったん帰ろうと階下へ降りていきました。
(あと、他の本当のお客様がいらっしゃったので。。。わたしは”冷やかし”よね。。。)

実は、その前日、バーナード・バトラー氏(笑)が来日し、こちらに寄ったという話がTwitterで流れてきていました。
そのことを急に思い出し、、、とりあえずサインを探してみたところ、、、すんごい下にありました。

ベン・ワット&バーナード・バトラーのサイン@ギブソンブランドショールームTOKYO
床のすぐ上です。
あの意外に大きなバーニーがですよ。どうやって書いたのかしら?
というか、となりにベン・ワットさんのサインがなければ気付けません。
ギターを持っているらしい人の絵のほかは、象形文字というのもお世辞みたいな字?字なのかな?
(「Thanks Gibson」は読めるけれども)
なんとか前日のTweetから写真を見つけて、それだと確認しました。
が、「ブレットの字よりも読めないよ!」と思いました。

また階段を上り。。。
また、うーん?うーん?とギターを見ていたら、先ほどの係の人が話しかけてくれました。
「あの、昨日、バーナード・バトラーが来たみたいなんですけど…」
そういうと、優しい係の人は「Suedeの元のギタリストの人ですよね」と♪(神に見えますね)
そして、先ほどとは別の面にディスプレイされているギターが、ちょうど1963年頃のエピフォン・カジノ(赤)と割と最近のエピフォン・カジノ(白)だったので、そこで説明してもらいました。

エピフォン・カジノ@ギブソンブランドショールームTOKYO
真ん中(赤)の1963年頃の方の色違いのオリーブ色をバーニーが借りている最中。あと他にも数本貸し出しているはず、とのことでした。
そして左のわりと最近(2000年代)のエピフォン・カジノ(白)の色違いチェリー色をリチャードが借りたらしいです。
1963年頃の方が、ネック側もボディが、少し狭くなっている(シェイプされている)のだそうです。わかりますか?(写真はクリックで拡大します)
1963年と言えば、バーニーよりも年上ですよ。(復刻かもしれないけど)
たしか、この白が355で、右の黒が335だったと記憶しています。(真ん中の、、、355の年代違い?覚えてない)

そういえば、貸出中のオリーブ色は、来日中のバーニーを見に行ったファンの方たちが「宇治抹茶」とネーミングされていました。
実際バーニーが持っているのを見ると宇治抹茶色に見えます。
なかなか個性的な色で良かったのになぁ。
でも、たぶん今頃行けば、バーニーの使った宇治抹茶色のエピフォン・カジノが待っていますよ。

わたしは、、、当分行きません。。。
それと言うのも、来年早々、ブレントさんが来日され、こちらでトークショーをされる予定だとか。
平日の日程なので、ちょっとわかりませんが、さすがに夜だと思うので、「次はその日!」と、もう決めました。
Gibson Brands Showroom Tokyoさん、たびたびお邪魔してすみません。。。

ギブソンブランドショールームTOKYO

<関連リンク>
Gibson Brands Showroom Tokyo

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日本橋三越で開催中の「英国展」で「英国は美味しい」を味わう!

日本橋三越で開催されている「英国展」に行ってきました!
今回初日の14日に行くことができたのですが、お昼過ぎで、すでに売り切れてしまったものもあったり、かなりの熱気で、にぎわっていました♪

東インド会社 紅茶 日本橋三越 英国展2016
▲東インド会社の紅茶

まずは、会場をぶらぶら♪
やはり紅茶のブースが多く、とても目映りしてしまいます!
でも、紅茶は、ちょっと買い過ぎていて、年内に飲み切れるか、わからないくらいあるので、「ちょっと自粛!」と思ったのですが、、、
チャールズ皇太子が立ち上げたオーガニック紅茶のブランド「ハイグローヴ」が気になり始めていて、、、また行ってしまいそうです!

東インド会社 ジュード袋 日本橋三越 英国展2016
▲東インド会社のジュード袋も可愛い♪

今回、本館7階の展示会場だけしか行っていないのですが、なんと本館・新館の地下食品売り場でも英国で人気のケーキが数量限定で販売されていたりしたみたいで、これも気になっています。

そして、今回は、イートインコーナー「Swan&Lion」で「ブレッドバタープディング」と「エルダーフラワー&ローズコーディアルソーダ」をセットにしていただきました。

ブレッドバタープディング 日本橋三越 英国展2016
▲「ブレッドバタープディング」は、ほんのり温かく、濃厚なベリー系の甘酸っぱさが美味しかったです。

エルダーフラワー&ローズ コーディアルソーダ 日本橋三越 英国展2016
▲「エルダーフラワー&ローズコーディアルソーダ」は、ローズの香りを楽しむハーブのソーダで、オーガニックにこだわる英国らしいさっぱりしたドリンクでした。
原液が販売されていたので、ソーダで割ると家でも楽しめるのかな?
そう言えば、英国大使館で飲んだジンジャードリンクの液もあったら欲しいんだけどな。

実はイートインコーナーも、もう一カ所あり、「ジュリス・ティールーム」という人気のお店が出店しているそうです。
こちらはケーキ&紅茶のセットなどが楽しめるそうで、それも気になっています。
わ、やっぱり、また行きそう。。。

エリザベス女王90歳記念缶入りドロップ by シンプキン 日本橋三越 英国展2016
さて、今回は、エリザベス女王90歳を記念した缶入りシンプキンキャンディ(ドロップ)を買いました。
数量限定だったので!(あと、お財布に優しい感じでしたので)

昔なつかしいドロップっていう感じで、開けてからも嬉しかったです。
大事にしよう♪

シンプキンの缶 日本橋三越 英国展2016
▲アールヌーボー的なシンプキンの缶も素敵でした。

もっとたくさんのメイカーが出店していたのに、同じようなところばかり目について写真を撮ってしまっていました。
是非、自分のお気に入りの「美味しい英国」を見つけてもらえたらいいな♪と思っています。

<関連リンク>
三越 英国展・スペシャルサイト 2016

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写真に生命を吹き込んだ女性「ジュリア・マーガレット・キャメロン展」が良かった。@三菱一号館美術館

ジュリア・マーガレット・キャメロン展@三菱一号館美術館
▲ポスター

ちょっと前なのですが、妙に気になっていた「ジュリア・マーガレット・キャメロン展」という英国の女性写真家の写真展に行ってきました。

気になっていたポイントは、「英国」「女性写真家」「三菱一号館美術館」の3つです。
あと、名前を知らない写真家さんで、でもポスターの写真がとても雰囲気があって、、、やはり英国女性というところが魅かれました。

さて、行ってみますと、なんとこのジュリアさんは、カメラを手にしたのが48歳だというのです!
びっくり!まだ追いつけない!
そこからの話を聞いてみても、バイタリティーの凄さや、確信犯的な写真の撮り方など、とてもおもしろいです。
あと時代がヴィクトリア朝なのもおもしろいのですが、そうですね、ビアトリクス・ポターよりちょっと前の人ですよね。
この時代の女性たちは、自分のやりたいことをどんどん突き詰めて仕事にしていくのが凄いですね!
また、妹さんがサロンをやっていて、文化人が集まっていて、そこの詩人や彫刻家にモデルになってもらったり、アドバイスをもらったり、また本の挿絵となる写真を注文されたりという人間関係も非常に興味深いと思います。

ジュリア・マーガレット・キャメロン展@三菱一号館美術館
聖書などの言葉をテーマにした連作 このように写真を撮ってもよいゾーンがあり勉強になります。

もちろん、わたしとしては、その確信犯的な写真の撮り方が、とてもおもしろかったです。
写真を撮る人は、是非、見ておいていいのではないでしょうか?
ちなみに、写真展なのに、途中で写真を撮ってもいいゾーンがあり、一眼レフを持って来ている人もありました。
写真撮っていいなんて知らなかったから、iPhoneしかなかったので、ちょっと残念です。

ヴィンテージ・プリント ジュリア・マーガレット・キャメロン展@三菱一号館美術館
▲ポスターにもなっている写真のヴィンテージ・プリント
モデルは、美人揃いの姪のひとり。

さて、ジュリアさんのどこが確信犯的かと言いますと、まずこの時代は、まだ写真は記録を残すツールだったのです。
ところがジュリアさんは、わざと焦点をぼかすというか、あわさないということをやってしまいます。
確信犯でやっています。
しかも、これをやった最初の人なのだそうです。
だけれど、この時代では、「失敗写真ではないか?」と言われてしまうんですね。
ぼけていたら、記録になりませんものね。
つまり、このことが、写真を記録する媒体から、芸術へと高めたとも言えるのですね。

不思議の国のアリス」の著者ルイス・キャロルも同時代の人で、交流があったエピソードがおもしろかったです。
ルイス・キャロルは、少女の写真を撮っていました。(少し不安。。。)
その写真のモデルをめぐり、ジュリアは「その少女をピントをぼかして撮りたい」と言い、ルイス・キャロルはジュリアのモデルを「ピントをあわせて撮りたい」と言ったそうです。
ルイス・キャロルが本名のチャールズ・ドジソン名義で発表している写真など、同時代の写真家の写真も展示されているのも、おもしろいです。

ジュリア・マーガレット・キャメロン展@三菱一号館美術館
▲髭の男性はアルフレッド・テニスン。

ジュリアさんは、そもそも写真のテーマも違っています。
聖書や、それを元に描かれた名画などをヒントに、モデルに衣装を着せ、小道具も持たせ、そのシーンを再現し写真に撮っているのです。
先ほど、ちらっと書いたモデルですが、ジュリアの家の召使いや、姪などもモデルになっています。
この姪が美人揃いなんですよね!
しかも、このうちの一人は、後にバージニア・ウルフを産んでおり、バージニア・ウルフがジュリアのことを戯曲にしていたりするそうです。(戯曲『フレッシュ・ウォーター』)
姪たちもおもしろいのですが、男性の方は、サロンの文士だったりするわけです。
このように衣装を着て、小道具を持ってモデルになることで、批判されるかもしれない。
それほど、ジュリアのやっていることは先駆的だったのですが、その批判を恐れず、モデルになってくれたそうです。
やはり芸術への理解があったのか、本当におもしろいと思ってやってくれていたのでしょうね。
そして、わたしたちは、その写真が残っていることで、彼らの顔を観ることが出来るというのもおもしろいです。
ジュリアは、アルフレッド・テニスンジョージ・フレデリック・ワッツと言った芸術家の他にも、チャールズ・ダーウィンジョン・ハーシェルといった有名な科学者の肖像写真も撮っています。
肖像写真も多く撮っていて、やはり、ソフトフォーカスで個性を出しています。

ジュリア・マーガレット・キャメロン展@三菱一号館美術館
▲髭の男性は、彫刻家のジョージ・フレデリック・ワッツ
写真の中では、バイオリンを持ち音楽家を演じ、ミューズ(右の女の子)がひらめきを与えている!

モデルでとても興味を引いた人があったのでそのエピソードも残しておきます。
アイルランドからの移民で、物乞いをしていた母子を召使いとして、連れ帰ったりしてるんですが、その理由が「美人だから」らしく、完全に写真のモデルにする気だと思います。
実際、美人で写真のモデルもしていて、サロンなどに出入りしていた東インド会社の社員の人と知り合い結婚し、後年は裕福な生活をしたようです。
なんというシンデレラ・ストーリー!

そうそう、写真を撮る際に、後ろから光を当てたり、傘を使って光を遮ったりしていて、写真のいくつかには傘を持つ手や人が写っていたりするのもおもしろいです。
最後に、後ろから光を当て、ソフトフォーカスで写真が撮れるブースもあったのですが、ひとりじゃ撮れないので断念しました。ちょっと残念。。。

ジュリア・マーガレット・キャメロン自身が焼いた「ヴィンテージ・プリント」(オリジナル・プリント)というのも見どころのひとつですね。
ジュリアは、ネガに傷をつけたりして、あえて手作業の痕跡を残すなんてこともやっています。
これも、写真を撮っている人には、とても興味深いと思います。

また英国好きとしても、興味を惹かれるポイントがいくつかあります。
1.ジュリアが写真を売り込んだのが「サウス・ケンジントン博物館」で後に「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」(現代も)。
2.ジュリアが住んでいたのがワイト島で、ここで住んでいた「ディンボラ・ロッジ」が博物館として公開されているらしい。
3.ヴィクトリア朝

そういえば「ディンボラ」って、紅茶の産地「ディンブラ」でしょうね。
セイロンに住んでいて、そこで亡くなったそうです。
「ディンボラ・ロッジ」はセイロンで住んでいた地名にちなんでつけられた名前だということです。
ワイト島は、この当時避暑地として有名だったそうです。
いや、今でも国内の避暑地として有名なのかな?

三菱一号館美術館 中庭
▲三菱一号館美術館の中庭も素敵♪

最後に、期間がもう少し残っています。
2016年9月19日までです。
ジュリア・マーガレット・キャメロンの生誕200年を記念し、ヴィクトリア&アルバート博物館が企画した世界6か国を回る国際巡回展であり、日本では初の回顧展です。
わたしは、とても興味深く、楽しく観ました。
写真好きな人にも、英国好きヴィクトリア朝好きな人にも楽しめる写真展だと思います。

もうひとつ!「三菱一号館美術館」の中庭が、英国の中庭(ヤード)みたいで素敵です。
またこの辺りを起点に、2階建てバスの観光バスが出ているので、まるでロンドンに迷い込んだみたいです。
是非、ロケーションも楽しんでください♪

三菱一号館美術館近くには二階建てバスが走っている

<関連リンク>
From Life-写真に生命を吹き込んだ女性「ジュリア・マーガレット・キャメロン展」@三菱一号館美術館