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「マネーショート 華麗なる大逆転」は、音楽映画だった?!【追記あり】

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マネーショート」(原題:The Big Short)観ました。
クリスチャン・ベイルが出ているから、です。

だが、ブラット・ピットが製作のひとりで、結構おいしいところは持って行った感はあるよね。
でも、初老のブラット・ピットも、案外カッコ良かった!
今までとは、全然違う雰囲気だったし、良かったんじゃないかな?
あれだったら、持っていかれても仕方がない。結構、地味だったけど。。。

で、クリスチャン・ベイルだけれども、結構大きく映画館で宣伝されていたんだけど、4人並んでいる中の誰なのか、よくわからなくなってしまった。
ブラピ以外は、「そんな感じのときあるよね」って感じで、目の悪いわたしには、ちょっと区別がつかなくて。。。汗
もう、いつも全然違うから、顔がわかんなくなっちゃったよ。。。笑
でも、一応、一番はじめに、「あ!」って思ったのがクリスチャン・ベイルだったよ。

役の方は、結構、わかりにくいけれども細かく役作りしてたよね。
義眼の元神経外科医、ここまではいいんだけど、、、ヘビィメタルを轟音で聴き、ドラムを激しく叩き、Tシャツに短パンのラフな格好で、裸足で歩く、、、という、ちょっと近寄りたくない感じの変人。。。
このへヴィメタルを轟音で聴いているのって、もしかしたら、耳もあんまり聞こえないじゃないかしら?と思ったり。。。それか、逆に鼓膜がすごく強いの。
映画では、「7時間こもってる」って言われてるように、すごく集中力があるっていう表現にもなってると思う。

▲「マネー・ショート 華麗なる大逆転」特別映像

あと、メタルとかって、曲によっては、頭が整理される曲っていうのがあるのよね。
実際のバーリが、そういう曲を聴いていたのかどうかまではわからないけれど、その可能性はあるよね。
徳永英明さんのしっとりした曲の後で流れたので、余計に印象的だったGuns’n’Rosesのこの曲などもそうなんじゃないだろうか?

Guns N’ Roses – Sweet Child O’ Mine
と思って聞き直してみたら、そんなでもなかったんだけど、(汗)
ギターリフとハイトーンボーカルが耳に残って、勝手にリフレインするので、その効果がないとも言えない。

ちなみに、徳永英明さんの曲は「最後の言い訳」で、ラスベガスの日本料理店での接待(?)中に流れていました。

徳永英明 / 最後の言い訳
「一番大事なものが、一番遠くへ行くよ」がメッセージでしょうか?

そう言えば、レッド・ツェッペリンとかも使われているし、ゴリラズの曲もかかってるらしいし、案外音楽に注目して観ても、おもしろい映画なんじゃないかと思います。


Led Zeppelin When The Levee Breaks by Zepparella
この曲は「堤防が決壊するとき」というメッセージ?!
こちらは、Zepparellaという女性バンドのカバーバージョンです。

わたしには、金融用語とか、わからないですが、それでも、ゴーストタウン化している街を見たりしたら、すごいバブル、、、しかも、もうはじけそうっていうのは、見れば、わかる。
ちょっとわかりにくかったのは、バーリは、どうしたかったんだろう?
ただ、儲けたかっただけ、とは思えないような?
それまでのいろいろなことに対して、「大逆転」をしたかっただけなのだろうか?
このまま放っておいたら、もっと酷いことになる、(リーマンショックよりもひどい状況に)そう思ったんじゃないだろうか?
そう思ってしまうのは、思い込みというか、そうであって欲しいという願いなんだろうか?
もうちょっと、そこら辺をわかりやすく描いて欲しかった。
FBIだったか、CIAだったかにも、さらに事情聴取されたらしいので、やっぱり知りたいところは、そこなんじゃないだろうか?

その点、ブラピの役のリカートは、若いふたりのトレーダーが儲かって喜んでいるのを叱りつけ、その裏で損をする人がいる、さらにその先には、のちに「リーマンショック」が起こることも見抜いてるような感じで、ちょっとカッコいいよね、あのシーン。
(だから、おいしいところを持って行かれた感じがしているんだけど)

観る前は、「ドキュメンタリータッチのむずかしい映画なのかしら?」と思っていたのに、意外にコメディタッチで、セリーナ・ゴメスやら、バスタブに浸かったセクシーなお姉さんやらが登場して、むずかしいことを、説明してくれるし、銀行員役のライアン・ゴスリングが一番胡散臭かったり、なんていうか、これが「アメリカン・ジョーク?」っていう感じ。
さらに、これがアカデミー賞の脚色賞を受賞して、「アメリカ人って、こういうのが好きなんだなぁ」と思いました。

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▲「脚色賞」は原作のある映画に与えられる賞。こちらが原作。


『マネー・ショート 華麗なる大逆転』予告編

【追記】書いた後、検索してみたら、やはり音楽に注目している人が数人いらっしゃり、歌詞なども、映画の内容・テーマに合わせて選ばれていることも指摘されていました。
やはり「ヘヴィメタ」とか、わかりやすく括ってしまうと、「大事なことに気付かないで過ぎてしまい、大切なものを失ってしまう」というのが、音楽に隠されたメッセージなのかな?
おもしろいことに、レッド・ツェッペリン、徳永英明、ゴリラズを取り上げている人が多くて、しかもこの3組はヘヴィメタルではありませんよね。
特に、徳永さんは、日本人にはわかりやすいヒントだったかも?
その他の挿入曲の歌詞なども分析して、解説してくれる人いないかなぁ?
この間の「語るべき映画」とかで取り上げてくれないかな?
誰だったら、語ってくれるかな?
そうだ、この映画は、実は、立川シネマツーで極音で観るべき映画だったんだ。。。

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