ドラマ『二十五、二十一』の希望的予想。(ネタバレだと思います)

キム・テリさんとナム・ジュヒョクさんW主演のドラマ『二十五、二十一』をNETFLIXで視聴中です。
現在、第10話まで視聴済みです。
さて、このドラマ『二十五、二十一』は、考察してみたくなるドラマのようで、いろいろな方が書かれていたり、YouTubeで動画も見かけたりしています。
わたしも、このすっかり更新していないブログを再開させてまで、考察してみたくなったので、良かったら、読んでいってください。
ただのひとりのファンのゆるーい感想と、希望的考察です。
お気に召したら幸いです。

いきなりですが、ナム・ジュヒョクさんの役ペク・イジン(ペギジン)って、今までのナム・ジュヒョクさんの演じた役を髣髴とさせませんか?
たとえば、第10話でキム・テリさんの役ナ・ヒドが、ふたりの関係を「虹」と呼ぶことを提案します。
「虹」と言ったら、『スタート・アップ』でのナム・ドサンの名セリフ(?!)「虹は夢をかなえてくれません」を思い出さずにいられません。
しかも、その会話をしている場所が大きな橋の上で、『スタート・アップ』に出てきそうなシチュエーションなのもおもしろいです。
第10話最後にペク・イジンの虹名セリフも出ました。
ナム・ドサンの虹名セリフと、ペク・イジンの虹名セリフ、どちらが好きですか?

次に、隠れた名作『まぶしくて』の役は、新聞記者でした。
過去と現代(?)の二役だったのですが、現代の役は新聞記者になりたかったのに、夢破れて、ちょっと怪しい仕事を手伝っていました。
ペク・イジンも放送部の人気者だったのに、夢破れて、新聞配達をしたり、田舎で海の仕事をしたりしていました。
新聞配達のイメージがあったのか、ナ・ヒドは「記者になった」と聞いて、新聞記者と勘違いするシーンがありましたが、わたしも一瞬新聞記者と思っていました。
よく考えると、私の場合は、新聞配達のイメージより『まぶしくて』の役のイメージを思い出していたからだと思いました。

偶然で、まったく意図されていないのかもしれませんが、なんとなく「ペク・イジン」にミステリアスだけど、親近感を感じさせられているように思います。

現在第10話で、あと6話を残すのみになりました。
思ったより、ゆっくりと進行しているように思います。
終わるのかな?と心配だけど、終わって欲しくない!そんなドラマです。

さて、一番気になるのは、現在のペク・イジンですよね。
それから、ナ・ヒドの娘の父親は?ペク・イジン?それとも?
これについては、ナ・ヒドの娘の名前はキム・ミンチェでした。
ついでに、ナ・ヒドの母はシン・ジェギョン、元アナウンサーです。
結論から言うと、ヒドはペク・イジンではなく、キムさんという男性と出会い、ミンチェを産んだのでしょう。
ごめんなさい、つまらない結論で。
ただ、ミンチェの父親であるキムさんの影があまりに薄いです。

さてここで、ちょっと年齢のことを考えてみたいと思います。
タイトルが『二十五、二十一』ですから。
第10話の時点では、1998年で、ペク・イジンが22歳、ナ・ヒドは18歳です。
タイトルの年齢になるには、あと3年あります。
この年齢、何かな?と思うのですが、21歳というのは成人年齢かな?と思いました。
韓国の数え歳というのが、なじまないのでちょっとはっきりとわからないのですが、現在の成人年齢は2013年から、満19歳に引き下げられたそうです。
1998年に18歳のヒドが21歳になるのは、2001年なので、まだ成人年齢は満20歳(イコール21歳?)です。
何故、それにこだわるかと言うと、たまたま韓国ドラマの聴き取り会で『二十五、二十一』が取り上げられた箇所が、第2話だったのですが、その中のペク・イジンのセリフにこういうものがありました。

고딩은 고딩끼리 사귀는 거야.
어른은 어른끼리 사귀는 거고.

訳)高校生は高校生同士で付き合うものだ。大人は大人同士で付き合うものだ。

これは、ナ・ヒドが、コ・ユリムと親し気なペク・イジンに「付き合ってるの?」(혹시 사귀어?)と聞いたときの、ペク・イジンの回答です。
この時点でペク・イジンは22歳だから、成人しています。
未成年18歳の高校生であるコ・ユリムやナ・ヒドは子供だということです。
4歳しか違わないけれど、そういうふうに考えるのがペク・イジンなのです。
(こういうところが、韓国ドラマの好きなところです。)

さて、ナ・ヒドが21歳になる2001年、25歳のペク・イジンとの関係はどうなっているのでしょうか?
その前に、大きなイベントがあります。
2000年のシドニー・オリンピックです。
おそらく、ナ・ヒドは、このオリンピックで金メダルを獲るのだと思います。
記者3年目のペク・イジンは、どうなっているのでしょうか?
ナ・ヒドが嫉妬するような、モテモテ(古)の人気記者になっているでしょうか?
ふたりを取り巻く環境が、大きく変わっているのは間違いありません。

そこで、少し気になるのが、高校で夜錬をしているナ・ヒドに、バナナウユを差し入れしたペク・イジンというシーンがありました。
ペク・イジンが外にいて、ナ・ヒドが練習場の体育館の中から覗いているので、ナ・ヒドの方が上にいるシーンです。
そこで、ナ・ヒドが「ロミオとジュリエットみたい」と言うのです。
このセリフは、ふたりの未来を暗示していたりするのでしょうか?

と言っても、ふたりは死んでいません。
コロナ禍の2022年(21年?)、ミンチェの母親であるナ・ヒドは、41歳になっています。
バレエの発表会から逃げ出したミンチェは、祖母に当たるシン・ジェギョンの住むヒドの実家に家出します。
そこにやってきたナ・ヒドに、母であるシン・ジェギョンが「ペク・イジンに会った」と言うので、大丈夫です。
しかも街で会うくらいだから、ソウルに住んでいるのだろうと思われます。

そう言えば「ロミオとジュリエット」の件、母のシン・ジェギョンに反対されたのが原因で別れたとしたら、ナ・ヒドとの関係はもっと険悪なものになっていそうなので、それは違うんだろうと思いました。
むしろ、気にかけている雰囲気がありました。

それから、ミンチェが、祖母であるシン・ジェギョンと話しているときに、ペク・イジンの名前を出したら「あら?ペク・イジンを知っているの?」と聞き返しました。
と言うことは、現在は、記者やアナウンサーなどの表に出る仕事をしているのではないのだと思います。

そうそう、ミンチェは、小学校6年生、12歳くらいかな?と思います。(最初にその描写あったかな?)
ナ・ヒドが41歳なので、ミンチェはヒドが29歳くらい(30歳前後)に産まれたのでしょう。

そう言えば、現在のヒドは、大きなキッチンのような、アトリエのようなところで、一体何をしているのでしょう?
オリンピックで金メダルを獲った後、大学に行って、例えば陶芸とかを習ったりしたのかな?とも思います。
料理はどうなんだろう?
第10話のペク・イジンの田舎の町の海に行ったとき、サラダ用のレタス?(お米だったかな?)を洗剤で洗っていたようです。
お母さんは、いつも帰りが遅いようなのに、自分で作ったりしなかったのかな?
「あの料理のセンスゼロのヒドが料理家に?」という驚きはありかな?と思います。
なんか、想像もつかない行動をするのがナ・ヒドっていうイメージです。

ところで、過去のシーンですが、あれはミンチェが、母ヒドの日記を見つけて、それを脳内で再現しているのを映像化したものになるのでしょうか?
オープニングなども、ブラウン管のテレビに映る映像みたいな雰囲気で、懐かしいです。
まさか、まさかですが、ミンチェの妄想ではないことを祈ります。

わたしが考えたのはラストは。。。
完全に影の薄いキムさんとは、ミンチェが幼いときに離婚していて、だからミンチェも家出する時の選択肢に「パパの家」がないのだと思います。
そして、ヒドの日記で「ペク・イジン」という母の初恋相手(フェンシング男子代表の子は初恋じゃないですよね)を知ったミンチェは、祖母も知っている「ペク・イジン」に興味を持って会いに行き、そこに迎えに来たヒドと「ペク・イジン」が再会する。
なにか、理由があって、2001年に別れることになったけれど、2022年の「ペク・イジン」は結婚もせずにいたら?
という、ミンチェがキューピッド説はいかがでしょう?

あと、気になるのは、45歳の「ペク・イジン」は、絶対出てくると思うのです。
41歳のナ・ヒドは、キム・ソヒョンさんという別の女優さんが演じています。
45歳のペク・イジンは、誰が演じるのでしょうか?
ナム・ジュヒョクさんが演じるのか?それとも40代の俳優さんが演じるのか?
『まぶしくて』では、若いままだったのですが、わたしは45歳の「ペク・イジン」を演じるナム・ジュヒョクさんが見たいです。

以上、希望的予想でした。