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ダムドがレコーディング中♪&「Baby Driver」

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クラウド・ファンディングでレコーディング費用を集めていたダムドが、ついにレコーディングに入りました!
しかも、今回のアルバムのプロデューサーであるトニー・ヴィスコンティのいるNYへ旅だって。。。

去年の、グラムロック・イースターのときのレポートを、わたしは思い出してしまいました。
マーク・ボランの追悼イベントのレポートだというのに、わたしが、T.Rexからダムドに辿り着くのに約30年かかっていることを、ひたすら書いているレポートでした。
そして、今年、(グラムロック・イースターには行きそびれてしまったのですが、)ダムドが、とうとうレコーディングに入るというとき、あのトニー・ヴィスコンティがプロデュースするということが発表されたのです。
もう、これを聞いたときに、また「マーク・ボランが生きていたら」と思わずにはいられませんでした。
マークが生きていたら、もっと早くトニー・ヴィスコンティにプロデュースしてもらえていたかもしれない。そうしたら、全然違うアルバムに仕上がっていたかもしれないし、違う未来があったかもしれないのに。
でも、デビューから約40年かかって、偶然の人選かもしれないし、単なるタイミングかもしれないけど、トニー・ヴィスコンティをプロデューサーに迎え、ダムドがレコーディングに入っている!なんて素敵!
なんか、本当に、いらない苦労をしてきたよね。

そして、もうひとつ、わたしにとっては、かなりの朗報!
歴代ダムドの中で、わたしの一番好きなアルバム『Black Album』時代のベーシスト、ポール・グレイさんが復活されました。
一方で、先日のツアーで来日したStuが辞めてしまうことになったのは、ちょっと悲しいけれど。
『Black Album』の再現ライブなどもやってもらえたら、すごく嬉しい!
なにより、一番好きなメンバーが揃っている状態で、大好きなアルバムをたくさんプロデュースしているトニー・ヴィスコンティのプロデュースで、ダムドがレコーディングしているというのは、やはり、とてもワクワクしますね♪
そんなわけで、2018年にリリース予定で、現在レコーディング中のダムドの新譜、とっても楽しみにしています。

そう言えば。
「Baby Driver」という映画でも、ダムドの「Neat Neat Neat」が使われているのですが、やはりT.Rex(正確にはTyrannosaurus Rex時代の曲だけれど)の「Debora」が使われていて、同じ映画でT.Rexとダムドがかかるというのは、とても嬉しい出来事でした。
この映画は、主人公の男の子(Baby)がいつもイヤホンをして音楽を聴いているという設定なのです。子供の頃の交通事故で、耳鳴りがするために、いつもイヤホンから音楽を聴いていて、そしてその音楽は、その交通事故で亡くなった、歌手を目指していた母の形見という設定なので、ちょっと昔の英国ロックがよくかかっている印象がありました。
「Debora」は、主人公が恋をする女の子の名前が「デボラ」で、「妹の名前の曲はいっぱいあるけど、デボラはあまりない」と嘆いていた時に、彼女に聴かせていました。
ダムドの「Neat Neat Neat」は、、、強盗&逃走シーンです。
そして、このBabyが、Baby Faceでサングラスをしているのですが、すっごーく若い頃のDave Vanian様(Baby Vanian)にそっくりなんですよね。


▲Babyが、歌詞を口パクしているのもチェック♪

▼サントラも人気みたいです。

「ベイビー・ドライバー」オリジナル・サウンドトラック
by カエレバ

今年観た映画では結構お気に入り♪

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グラムロック・イースター30周年のレポを書くつもりが。。。T.Rexからダムドまで30年以上

グラムロック・イースターが今年30周年と聞いて、「絶対行かなくては!」と思って行ってきました!

グラムロック・イースターは、マーク・ボランの命日9月16日に行われている追悼ライブです。
以前、渋谷クラブクアトロでやっていた頃に、よく行っていたのですが、今年は30周年ということで、またクアトロに戻ってきたそうです。

なんて書いてから、しばらく放っていました。
ちょっと思い入れが強すぎると、逆に書けなくなっちゃうんですよね。。。
そして、このグラムロックイースターから、今までの間に、ダムドのドキュメンタリーを観てしまったところ、すごくはまってしまいました。
というか、これは、マーク・ボランが「そろそろダムドに気付いたら?」と出会わせてくれたんじゃないのだろうか?と思うくらいの偶然の巡り合わせがいくつかありました。

まず、ダムドの初め発表になっていた東京のライブ会場が、グラムロックイースターと同じ渋谷クアトロです。
この時点で、「これはマークの仕業なので、絶対行かないと!」とか言っていたのに、、、
渋谷クアトロはあっさり売り切れ、追加公演として決まったのが横浜Bay Hallです。
横浜と言っても、ちょっと外れ?本牧に近いのかな?
あの、、、「あぶ刑事」とかに出てきそうなんですよね。笑
そういえば、「あぶ刑事」も定年したばっかりだし、「ダムドと同世代なんだな」なんて思っていました。
あと、最後の「あぶ刑事」の映画を映画館で観ながら、思い出していたのが、沖雅也さんでした。
子供の頃、すっごいファンだったので、最近のおスーツのヴァニさんを見て、沖さんを思い出したりしていました。
いや、ホントに、沖さんが着そうなスーツを、ヴァニさんが着てたりするんですよ。
このあたり、かなり複雑。。。でも、沖さんが戻ってきたみたいな感じもして、ちょっと嬉しいです。
あ、沖雅也さんの話は、ちょっと余談でした。

グラムロックイースターで、ゲストの一番手として登場したのが元クールスの水口晴幸さんでした。
水口さんが歌われたのが、「セレブレイト・サマー」でした。
マーク・ボランの最後のシングル曲です。
この曲には「Hey,Little Punk」という歌詞もあり、マークがパンクを意識していたことがわかります。

そうそう。ここに辿り着いた人なら、すでに知っているかと思いますが、マーク・ボランの最後の「Dandy In The Underworld」ツアーを一緒に回っていたのがダムドでした。
アルバム「Dandy In The Underworld」の発売記念のパーティーが、ロキシーというパンク&ニュー・ウェーブ系のクラブで開かれ、パンクバンドのメンバーも招待されていたのだそうです。ダムドもその中のひとつだったのだけれど、キャプテン・センシブルがマークのTシャツを着ていたのを、マークが気に入って、ツアーのサポートに指名したそうです。
このツアーが1977年3月。
8月に発売された「セレブレイト・サマー」はアルバムには収録されていないシングル曲で、歌詞の「Hey,Little Punk」は、ツアー中に見かけたダムド・ファンの女の子がイメージされていたりするのかしら?
なんて具合に、グラムロックイースター→セレブレイトサマー→「Dandy」ツアー→ダムドと繋がっていてしまうのです。
あと、横浜→「あぶ刑事」→舘さん→クールス→水口さん→セレブレイトサマー→PUNK→ダムドとか。
もう、すべてがダムドへの伏線にしか思えなくなって来ていて。。。

あ、グラムロックイースターのライブに戻りますが、先ほど、ちらっと書いた水口晴幸さんをはじめ、百々さん、JILLさん、PANTAさんにシシドカフカさんと、たくさんの方のマーク愛にあふれたライブでした。

百々さんは「ジャーンって弾いても、同じにならない」という話をされ、即座に秋間さんが「あ、それはね、(ジャカジャーン)って弾いてるんだよ。」と答えられるという実演付きの濃厚トーク。
これだけでも、すっごい得した気分でした。
マークは「ジャーン」って弾いてるように見せて、手数が多いので、あんな音になっているのだそうです。
普通の人が、普通に「ジャーン」って弾いて、同じになるわけがないのです。
というような、「マーク・ボランはギター上手いんだよね」っていう話で盛り上がっていましたよね。

PERSONZのJILLさんは、たしか秋間さんと同い年(?)という話から、かなりリラックスした感じだったのではないだろうか?
衣装も、いつもと違う感じで、カラフルなマラボウにしてみたとか、かなり楽しまれていたようでした。

PANTAさんは、、、白髪になれていて、、、ちょっとびっくりしましたが、相変わらずカッコ良かったです。
が、秋間さんとのトークは、相変わらずおもしろいです。
秋間さんは、本当にマーク・ボランとT.Rexのことしか知らないのだそうで、PANTAさんがいろいろと詳しいという話。
詳しいというか、すごい人たちと対バンしてきているのが、本当にすごいです。
そして、秋間さんが、年齢とか関係なく、すごく意気があって話ができるのはPANTAさんなのだそうです。

あ、そうそう。今回は、ゲストで写真家の鋤田正義さんも登場され、秋間さんとお話をされました。
そんな感じで、いろいろな人といろいろな話をしながらなのに、とても濃厚なライブでした。

そして、わたしは、、、少なくとも、この日、渋谷クアトロでは、全くダムドのことなど頭になかったのに、、、もうすべてがマークが、わたしがダムドに出会えるように仕向けてくれているようにしか思えなくなっています。(アホです)
それと同時に、マークが、もう少し長く生きていたら、パンクの影響を受けた音楽をやっていたりするのだろうか?とか、逆にダムドの音楽はどうなっていただろうか?とか考えてしまいます。


The Damned – Dr. Jekyll and Mr. Hyde
▲ダムドの「Dr. Jekyll and Mr. Hyde」には「Dandy In The Underworld」の影響があるのでは?と思ってしまいます。


Dandy In the Underworld(2012/9/16 GLAM ROCK EASTER vol.26)/Rama Amoeba


get it on t.rex and dammed Live at The Rainbow
▲「Dandy In The Underworld」ツアー中のRainbow Theaterのライブでの「Get it on」。
途中「ラット・スケイビーズ!」と叫んでいるのはキャプテンかな?
その後、ラットのドラムソロ。
キャプテンは、この頃、まだベーシスト。
マークは、本当にキャプテンがお気に入りだったらしい。

そう言えば、ダムドのドキュメンタリーに出てきた、ジョノさんは、T.Rexのファンで、このツアーを見に来ていて、ダムドのファンになったんだよね。
映画の中では、T.Rexのことは、そこでちらっと写真が出るだけです。

まとまっていないし、グラムロックイースターからダムドへ、というか。。。
マーク・ボランからダムドへ、そこに30年くらいかかって、やっとたどり着きました。

Live 1977 / In Conversation
by カエレバ
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