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日暮雅通×森田崇「対決!ホームズ対ルパン」対談@ラ・リヴィエール

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早川書房のカフェ「クリスティ」で、またまた「パブ シャーロック・ホームズ」が開催されていました。
今回のテーマは「ホームズ対ルパン」。
(2018年8月1日~9月29日開催)

ホームズ対ルパン@ラ・リヴィエール

ルパンは小学生の頃、読んでいて好きで、本来なら「ルパン派」のはずのわたしですが、久しぶり過ぎて、ちょっと「わかるかなぁ?」と不安を感じながらも、トークショーに申し込んでみました。
今回申し込んだトークショーは、日暮雅通氏と森田崇氏の「対決!ホームズ対ルパン」対談(9月14日(金)開催)。
日暮雅通氏は、ホームズはじめ、英国関連の本を多数翻訳、執筆されています。

「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」By 森田崇
森田崇氏は「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」というアルセーヌ・ルパンの物語をルブランの原作により近く漫画化されています。

ラ・リヴィエール 入口
会場は、早川書房地下の「レストラン ラ・リヴィエール」。
いつも「カフェ・クリスティ」だけだったので、ちょっと楽しみにしていました。
もちろん、お料理付きです。(会費2500円。ドリンク1杯付)

ホームズ対ルパン 衣装
▲ホームズとルパンの衣装と言ったら、このイメージですが、実はふたりとも、あんまり着ていない?!
そのホームズとルパンのイメージについてもお話がありました。
森田さんは、漫画なので、衣装をTPOで書き分けたりする工夫をされているようです。

トークショーの初めは、ホームズとルパンについてのお話からだったので、入りやすかったです。
ホームズとルパンの年齢差とか、どの作品で登場しているか、など。
モーリス・ルブランが、コナン・ドイルのホームズの物語を読んで書いていたとか、おもしろいですよね。
ルパンの最初の登場は、25歳くらい?結構、若造。
ホームズは、そろそろ引退を考え始めていて、ルパンより20歳は年上。
この年齢差を保って書かれているそうです。
「ハーロック・ショームズ」や「エルロック・ショルメ」などは、ルブランが出来るだけ英語の発音を、フランス語で再現しようとしていたのではないか?と愛のある解釈をされていた、と思いました。

さて、まずは、お料理に1杯ついているドリンクの注文なのですが。
「アルコールとノンアルコール、どちらにしますか?」と聞かれて「ノンアルコールで」と答えたのに、、、
どうやら、アルコール入りのカクテル「ゾーヌ・バー」だったようです。
「ゾーヌ・バー」@ラ・リヴィエール
▲「ゾーヌ・バー」だったらしい。

ノンアルなのに酔わせるアイリーンすごい!」とか思いながら飲んでました。
いや、でも、「ルパン最後の恋」に出てきたバスティスという蒸留酒を使ったカクテルなのだそうで、あまり濃くなくて良かったです。
ちょっと酸っぱかったので、説明を読んでも「アイリーン」だと思っていました。

「カリオストロ伯爵夫人」@ラ・リヴィエール
追加でノンアル・カクテルの「カリオストロ伯爵夫人」もいただきました。

お料理も「ホームズ対ルパン」で、まずはホームズから「まだらの紐」。
「まだらの紐」@ラ・リヴィエール
お魚が「真鱈」?!(まだら?!)
その真鱈をベーコンで巻いてあり、紐の断面のようにも見えます。
ソースも、赤と緑の斑(まだら)になっています。
このソースが美味しくて、パンにつけてきれいに食べました♪

続いて、ルパンにちなんだお料理は「奇岩城」をイメージしたお肉料理。
「奇岩城」@ラ・リヴィエール
今回のトークショーでは、森田崇さんがフランスでアルセーヌ・ルパンの聖地を旅行された時のお話も写真付きで聴いたのですが、「奇岩城」のモデルになった場所の写真にびっくりしました。
小学生の時に「奇岩城」を読んだ記憶が、急に蘇りました。
奇岩城(エギーユ)By森田崇氏
横っ面に、洞窟があるんですよ。
「ああ!ここからルパンが!」と。。。
本当にある場所をモデルにして書かれていたなんて、知らなかったので、あの光景を実際に目にして驚きました。
ちなみに、ノルマンディーエトルタという地にある「エギーユ」というのがそれ。
「奇厳城」とも書きますが、針のような形をした奇岩ですね。
それをふまえて、お料理も横から見てみましょう。
「奇岩城」@ラ・リヴィエール
▲「奇岩城」@ラ・リヴィエール
もうちょっと別の角度から撮ればよかった。。。
(奥のお料理もご覧ください)
ポテト(マッシュポテト?)が「奇岩城」の形になっているのですが、中にヤングコーンが入っていました。
こちらも、とても美味しくいただきました。

「怪盗ルパン伝 アバンチュリエ」森田崇さん
▲森田崇さん

森田崇さんが手にしているのはルパンの解読する暗号。(なんだっけ~?)
細かいことは、もうすっかり覚えていませんが、ルパンに関するミニ博物館「クロ・ルパン」にもその暗号があるそうです。
ルパンが解読する暗号?!@クロ・ルパン
「クロ・ルパン」は、ルブランが執筆していた別荘だったとか。
ご遺族の方に、もう少しで会えそうで、会えなかったそうです。会えるといいですね。
ちなみに、こちらでも「アバンチュリエ」のフランス語版が販売されているそうです。
街のルパン本専門店みたいなお店にも置かれていて、サインをしてきたそうです。

森田崇さんのアルセーヌ・ルパンの聖地を巡る旅のお話も、とてもおもしろく、楽しかったです。
是非、いつか、ルパンの聖地にも行ってみたいです。
イギリスのホームズの聖地も、まだ行っていないですけどね。。。

日暮雅通さんのお写真は、撮りそびれました。
すごく気さくなおじさんって感じで、ちょっとびっくりしました。
服も、釣りのおじさんみたいだったし。
そうそう、日暮雅通さんのシャーロックに関する講座が開かれるらしいのですが、参加できる方がうらやましい。。。
次の機会がありますように、、、と祈願しつつ、日々精進します。。。

森田崇さんは、「ミステリーマガジン」2018年11月号の表紙も飾りました。
え?森田崇さんの描くルパンが、ですよ。

ミステリマガジン 2018年 11 月号 [雑誌]
by カエレバ
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